「粟(あわ)」、名前の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
3月9日は雑穀の日です。
雑穀とは、米や麦以外の穀物の総称です。
雑穀には、白米と比べてミネラル類や食物繊維が豊富で、米に混ぜて炊く雑穀米が人気です。
また、スーパーフードとして人気のキヌアも、様々な料理に合う雑穀の一種です。
また、スーパーフードとして人気のキヌアも、様々な料理に合う雑穀の一種です。
私(林修先生)は、雑穀を積極に摂るようにしています。
そのうえ、粟は粟餅にすると本当に美味しいです。
和菓子としては、出来立ての粟餅というのは最高のものではないでしょうか。
そこで、今日は雑穀の中で、「粟」という名前は何に由来するか?という問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
「粟(あわ)」、名前の由来は?
【選択枝】
■ 風味が淡い
■ 洗うと泡立つ
■ い・う・え・お
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 風味が淡い
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【今日の■のボケは?】
「粟(あわ)」ではなく、「"あ"は?」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【「粟(あわ)」、名前の由来は?】
粟は日本最古の穀物
粟の栽培は、稲よりさらに古く、縄文時代から稗(ひえ)と並んで、日本最古の穀物とされています。
一般に、5月~6月に種をまくと、9月下旬~10月ごろには収穫できるほど生育期間が短く、痩せ地にもよく育ち、しかも、干ばつにも強いとあって重宝されてきました。
庶民が白米を日常的に食べられるようになったのは江戸時代、それも、都市部に限った話で、粟や稗が、長らく食事の中心だったのです。
粟はあっさりクセなく風味が淡い
一方、江戸でも粟で作った粟餅がよく食べられていました。
江戸の風俗書「守貞謾稿」(1853年)には、離れた皿へ丸めた餅を投げ入れる曲好きで人気だった粟餅の店が紹介されています。
主食としても、餅としても、食べられてきた粟。
その味は、あっさりとしてクセがなく、上品で食べやすいですよね。
風味が淡いから"粟"なのです。
阿波踊りで知られる阿波の国、現在の徳島県ですが、ここは平安時代に粟の産地だったこと、その名前がついたとされています。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ おいしいトマト、お尻にどんな目印が出やすい?
「ニュース検定」
□ 福島第一原発があるのは?