「大器晩成」、元々の意味は?
朝の情報番組「グッド!モーニング」-ことば検定プラス-
テレビ朝日系列で放送される朝の情報番組「グッド!モーニング」では、
「ことば検定プラス」「お天気検定」「ニュース検定」と3つの検定があって問題が出されます。
いずれも3者択一問題で、テレビのデーターボタン(dボタン)から簡単に参加できます。
正解、不正解でポイントを獲得することが出来て、貯めたポイント数に応じて、毎月のプレゼントに応募できます。
ここでは、林修先生が出題することば検定にスポットを当てて、検定の内容と結果について触れて行きます。
林修先生の「ことば検定プラス」
【問題】
「大器晩成」、元々の意味は?
【選択枝】
■ 時間をかけた方が良い器が出来る
■ 大きすぎる器は完成しない
■ 今は自宅で・・・
本日の解答は
■ 大きすぎる器は完成しない
「ことば検定プラス」出題から解答まで リアルタイムで解答速報を発信しています。 いち早く解答を確認するために、ぜひ当サイトをお気に入りやブックマーク登録をお勧めいたします。 |
【今日の■のボケは?】
「大器晩成(たいきばんせい)」ではなく、「待機賛成(たいきさんせい)」だそうです。
本日の林修先生の解説
【大器晩成の元々の意味】
「大器晩成」は古代中国の老子の思想書にある言葉です。
道教の始祖とされる人物です。
彼の思想で最も大切な万物創造の根源とされる道(タオ)についてこんな風に説明しています。
大方無隅 大器晩成 大音希聲 大象無形(大方は隅無く 大器は晩成し 大音は希声し 大象は無形也) |
無限に大きい死角は隅が無く、無限に大きい器は出来上がらず
無限に大きい音には個々の音が無く 無限に大きな像には形がない
「晩成」は出来上がらないという意味で使われています。
老子は、無限が実感できないように、道(タオ)も実感できるものではないが、それでも道(タオ)を信じなさいと説いたのです。
ということで、答えは「大きすぎる器は完成しない」です。
ところが後に「三国志」で、ある人が従兄弟に励ましの意味でこの言葉を送り、その後、その従兄弟が大成したことから意味が変わって使われるようになったと見られています。
前回の「ことば検定プラス」
A賞(120ポイント獲得で応募可能)
3番組同時録画HDDレコーダー
B賞(60ポイント獲得で応募可能)
ミキサー
C賞(30ポイント獲得で応募可能)
日焼け止めジェル
出題時間は6時53分頃
林先生が出題する前振りの時に、dボタンからは問題を確認できます
出題した直後、依田司気象予報士のお天気情報をはさんで解答締め切りになります。
時間にして数分間が考える時間となります。
3つの選択肢から解答ですが、緑■の選択肢はほぼボケの解答となりますから、実質は二者択一です。
それでも、意表をついての緑■が答えとなることもありますので、ひっかからないようにして下さい。