
コロンビア異色の大統領
なぜ日本にラブコール
【けさ知っておきたいNEWS】
グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
コロンビア新大統領が日本にラブコール
この週末、コロンビアで新大統領の就任式が行われます。
弁護士出身のデラエスプリエジャ氏が新たに就任しますが、この人物がなかなか個性的です。
美しい歌声を披露するテノール歌手の顔を持ち、ラム酒やアパレルブランドを手がける実業家でもあります。
政治経験のないまま大統領選に出馬し、派手な演出や自身をトラのイメージに重ねるパフォーマンスで選挙戦を戦い抜きました。
過激な言動とトランプ大統領を称賛する姿勢から「ミニトランプ」とも呼ばれており、トランプ氏自身もデラエスプリエジャ氏を支持しています。
そんな新大統領は就任前からすでに在コロンビア日本大使館を訪問し、「日本は戦略的な同盟国となる」と日本との関係強化を強調しています。
就任前に面談した外国大使はアメリカと日本のみという状況で、日本への特別な期待がうかがえます。
左派から極右へ
麻薬撲滅を掲げる新政権
コロンビアはもともと右派政権・親米国家として知られてきた国ですが、4年前のペトロ大統領就任で左派政権が誕生しました。
コロンビアは以前から麻薬問題が深刻で、ペトロ政権下では他農家への取り締まりが甘いと批判を受け続けました。
コカの生産量が増加してアメリカへのコカイン流入問題も深刻化し、トランプ政権との関係が悪化した4年間でもありました。
そこで選挙で勝利したのが極右として知られるデラエスプリエジャ氏です。
新大統領は麻薬組織への軍事的攻撃や、資金源を断つための国家栽培地への除草剤空中散布などを公約に掲げており、思い切った麻薬撲滅策で臨む姿勢を鮮明にしています。トランプ政権との良好な関係を維持するためのアピールという側面もあるとみられています。
コカ農家を救う鍵は
技術投資とドラゴンフルーツ
コロンビア情勢に詳しい専門家によると、新大統領が日本に期待しているのは技術面での投資と人材育成への支援です。
コロンビア国内に不足しているものを日本に補ってほしいという期待感があるということです。
さらに麻薬対策と日本の関係は意外なところでつながっています。
コカの栽培地を一掃すると、地方のコカ農家が職を失い新たな社会問題が生まれるリスクがあります。
そこでデラエスプリエジャ氏が進めたいのが、コカから別の農作物への転換で、その有力候補が黄色いドラゴンフルーツです。
専門家によると赤いドラゴンフルーツの何10倍もおいしいというこのフルーツの輸出先として、コロンビアは日本市場を強く意識しているということです。
麻薬撲滅・農家の生活再建・日本への輸出という三つの課題を一度に解決しようという、なかなか大胆な構想です。
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