
フィリピンの大統領が"国賓"来日 フィリピンの意外な一面
【けさ知っておきたいNEWS】
グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
現在、フィリピンのマルコス大統領が国賓として来日しています。
今年は日本とフィリピンが国交正常化70周年を迎える節目の年でもあり、両国の関係が改めて注目されています。
国賓として招かれる政治家は限られており、この10年でもトランプ大統領を含め4人しかいません。
その中にマルコス大統領が加わったことからも、日本がフィリピンとの関係を重視していることがうかがえます。
背景には、中国の海洋進出を念頭に置いた安全保障面での連携強化があります。
フィリピンは日本にとって身近な親日国として知られていますが、番組では観光や食文化だけでなく、日本人にはあまり知られていないフィリピンの意外な一面が紹介されました。
日本から約5時間で行ける親日国・フィリピン
フィリピンは、日本から飛行機でおよそ5時間ほどの場所にあります。
7000以上の島々からなる国で、人口や面積は日本よりやや小さい規模です。
観光地としてはセブ島が有名で、美しい海やリゾート地を目当てに訪れる日本人も多くいます。
一昨年には、日本からフィリピンを訪れた人が年間で約40万人にもいたということです。
海外旅行先としてもなじみがあり、スーパーではフィリピン産のバナナをよく見かけるため、身近に感じている人も多い国です。
一方で、宗教や法律、食文化には日本とは大きく違う部分があります。
番組では、その中でも特に意外な例として「離婚」と「バナナケチャップ」が取り上げられました。
フィリピンでは大多数の国民に離婚が認められていない
日本では、離婚は書類を提出することで手続きできますが、フィリピンでは大多数の国民に離婚が認められていません。
これは、多くの日本人にとって驚きの内容です。
その背景には、フィリピンが300年以上にわたってスペインの植民地だった歴史があったということで、現在も国民の8割以上がカトリック教徒とされ、フィリピンはASEANの中で唯一のキリスト教国とも言われています。
そもそもカトリックでは、結婚は神聖なものとされ、原則として離婚を認めていません。
多くの国では宗教上の考え方とは別に、法律で離婚が認められていますが、フィリピンでは現在もカトリック教徒の離婚が国として認められていない状況です。
その代わりに、結婚そのものを無効にする手続きはあります。
ただし、そのためには暴力や詐欺など、「そもそも結婚が不当だった」という証明できるような具体的な理由が必要になります。
場合によっては10年以上の時間や高額な弁護士費用がかかることもあり、簡単にできるものではありません。
こうした背景が結婚への考え方にも影響している可能性があるとされ、因果関係ははっきりわからないもののフィリピンの生涯未婚率は日本よりも1割ほど高い約40%ほどだとされています。
フィリピンで親しまれる意外な調味料「バナナケチャップ」
フィリピンといえば、日本にとってバナナの輸入先としてもなじみ深い国です。
世界のバナナ輸出量でも上位に入っており、日本の国別バナナ輸入量はフィリピン産が圧倒的で70%以上を占めています。
そんなフィリピンでは、バナナを使った調味料が一般的に使われています。
それが「バナナケチャップ」です。
名前の通り、バナナを原料にしたケチャップ風の調味料で、バナナにお酢や砂糖、香辛料、赤い着色料を加えて、トマトケチャップ風にしたものですが、トマトは使われていません。
バナナケチャップが誕生したきっかけは、第二次世界大戦中にトマトケチャップが不足したことだとされています。
身近にあったバナナを活用して代用品として作られ、それが現在では家庭に1本はあるほど一般的な調味料になったそうです。
フィリピンを知ることで見える日本との関係
今回の番組では、マルコス大統領の国賓来日をきっかけに、フィリピンの知られざる一面が紹介されました。
日本から近く、観光地としても人気があり、バナナなどを通して日常生活にもなじみのある国ですが、宗教や法律、食文化には日本とは大きく異なる特徴があります。
離婚が認められていないという制度には、フィリピンの歴史や宗教が深く関わっています。
また、バナナケチャップのように、戦時中の不足から生まれた食文化が今も家庭に根付いていることも興味深い点です。
日本とフィリピンは、安全保障や経済面で今後さらに連携を強めていくとみられます。
身近な国だからこそ、観光地や食べ物だけでなく、その国の歴史や文化、暮らしの背景を知ることが大切です。
今回の話題は、フィリピンという国をより深く理解するきっかけになる内容でした。
そんなフィリピンの国旗は、通常は青が上で赤が下となっていますが、かつて上下の色を入れ替えて掲げたことがあるということです。
これが今朝の「けさ知っておきたいNEWS検定」です。
フィリピン国旗 上下の色を入れ替える時は?
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