プーチン氏、最長いつまで大統領を続けられる?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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プーチン氏、最長いつまで大統領を続けられる?
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プーチン流強権政治①【終身大統領】
さらなる長期政権を目指すプーチン大統領
2000年に行われたロシア大統領選挙に勝利し、第2代大統領に就任した時のプーチン氏はとても若く、当時47歳でした。
途中で、首相になった時代もありますが、20年にも渡って権力を握り続けています。
途中で、首相になった時代もありますが、20年にも渡って権力を握り続けています。
かなりの長期政権です。
本来は、4年後に任期を終えるはずでしたが、プーチン大統領は思わぬ方法で更なる長期政権への道を開きました。
それは、これまでの自分の任期を一度リセットしゼロにするというものです。
7月に憲法改正を実現し、可能となりました。
これで任期が切れる2024年以降も、大統領にとどまれることになりました。
その期間は、2036年まで。
プーチン氏はあと16年も大統領として権限を振るう可能性が出てきました。
プーチン氏の終身大統領も可能に
ロシアの憲法では、大統領の任期を最長で2期12年と定めていますが、7月の憲法改正で、現職大統領や大統領経験者の過去の任期は数えないことにしました。
プーチン大統領は、2024年に再び大統領選に立候補できるので、最長で12年、2036年まで大統領職にとどまることも可能となりました。
プーチン大統領は、2024年に再び大統領選に立候補できるので、最長で12年、2036年まで大統領職にとどまることも可能となりました。
つまり選挙に勝ち続ければ、プーチン大統領は83歳まで、実に36年間にわたって権力を握ることになります。
しかも、憲法改正で大統領退任後は、終身上院議員の立場が保障され、大統領経験者は逮捕できないという特権(不逮捕特権)も加えられました。
そのため、自らを"終身大統領"にするための制度だという批判の声も出ているのです。
そして今回のロシア憲法改正は、日本にも大きな影響を与えます。
明日はそのことについてお伝えします。
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