元々「剣術用語」だったのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
6月4日は、日付の語呂合わせで「武士の日」です。
「武士は食わねど さあ高楊枝」という言葉があります。
貧しくて、たとえ食べていなくても食べたようなふりをして楊枝を使い、お腹が空いていることを人に見せないということで、武士のプライドを示す言葉です。
この言葉が使われ始めたのは、江戸時代の終わり頃で、その頃は武士といっても貧しい人が多かったのです。
なぜかというと、根本的に平和だったからです。
武士は、主君から家禄(給料)をもらって暮らしていたのですが、その家禄は戦(いくさ)で良い働きをすることで上がりました。
ただ、江戸時代は平和な時代がずっと続いたため家禄は上がらず、一方で世の中の物価が上がったので、相対的に貧しくなってしまったのです。
それでも武士たちは、常に剣の技を磨いてプライドを保とうとしていました。
ということで、今日はもともと「剣術用語」だったのはどれかという問題です。
元々「剣術用語」だったのは?
青 -しらを切る
赤 -抜き打ち
緑 -化け狐発見
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ことば検定 答え
赤 -抜き打ち
ことば検定 解説
きょうの解説
「しらを切る」の「しら」は、「知らぬ」の「しら」だとされています。
"知っているのに知らないふりをする"という意味ですからです。
そして「しらを切る」の「切る」は、際立つような動作をする事を指し、他だと「啖呵を切る」、あるいは「大見得を切る」という時の「切る」と同じで、「しらを切る」は剣術とは関係ありません。
剣術の種類で「居合」というのは、戦国時代始まったとされ、素早く刀を抜いて敵を斬り倒す技です。
そして「抜き打ち」という言葉は、もともと刀を抜くと同時に切りつけることを指す「剣術用語」でした。
そこから転じて、予告をしないで出し抜けに事を行なうことを指すようになったのです。
前回の問題
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