「未練」本来の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日5月13日は「メイストーム・デー」といって、別れ話を切り出すのにふさわしい日とされているそうです。
今日は、バレンタイン・デーから88日目で、八十八夜の別れ霜という言葉にちなんでいるそうです。
立春から88日目の頃に降りる霜を指し、霜が降りる最後の時期です。
別れ話は、5月の嵐のように一瞬で伝えるのポイントだそうで、言われた方はつらいです。
ただ、三島由紀夫は「冷血熱血」という作品で、こう書いています。
ー初恋に勝って 人生に失敗するのはよくある例で、初恋は破れる方がいいといふ説もある。
一方で、川端康成は「化粧の天使達・花」という作品で、こう書いています。
ー別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。
別れても思い出して欲しいという未練が感じられます。
そんなわけで、今日は「未練」という言葉の本来の意味は何かという問題です。
「未練」本来の意味は?
青 -未熟
赤 -怒り狂う
緑 -404エラー
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ことば検定 答え
青 -未熟
ことば検定 解説
きょうの解説
「未練」は、心残りがあって、あきらめられないときに使います。
この意味は、室町時代から見られる意味で、それより前の平安時代から使われてる意味が今日の答えです。
それは「徒然草」にも見られます。
ー未練の狐 化け損じけるにこそ
これは化け損なったのであろうという意味で、この狐は未熟な狐を表しています。
「未練」は、書き下すと "未だ練れず"となり、まだ事に熟練していないことを指していました。
修業の足りない未熟な人間というのは、意志が弱く煩悩を断ち切れない、叶わぬ夢をあきらめることができないものだという発想から、意味が変化したとみられています。
前回の問題
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