御伽草子の「浦島太郎」結末は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう7月17日「海の日」です。
「海の日」を祝日にしている国は、日本だけです。
そんな日本にある、海を舞台にした昔話というと思い出すのが「浦島太郎」です。
実は「浦島太郎」はとても古くからある物語で、時代や作者によって様々なバージョンがあります。
原作とされるのは、室町時代末に成立した「御伽草子」ですが、今日はその「御伽草子」の「浦島太郎」は竜宮城から戻った後、どうなったかという問題です。
御伽草子の「浦島太郎」結末は?
青 -亀になる
赤 -鶴になる
緑 -めくったらボーダー
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ことば検定 答え
赤 -鶴になる
ことば検定 解説
きょうの解説
浦島伝説とは
浦島伝説は、古くは奈良時代の日本書紀に書かれています。
当時は「浦島子」とされていました。
「浦島子」は船で釣りをしていると、亀を釣り上げるのです。
すると、亀が一瞬で乙女に返信し、浦島の子は彼女を妻にし、一緒に常世の国(理想の国)に行くという話です。
竜宮城ではなく常世の国に行くとか、あるいは亀が乙女に変身するというところも違っています。
「浦島太郎」の名前が初めて登場する「御伽草子」も、我々が知っている昔ばなしとは結構違っています。
例えば、亀はいじめられていたのではなく、浦島太郎が釣り上げた。
そして、気の毒に思って海に返してあげると、次の日 海で迷子になったという女性が小舟で近づいてくる。
女性に「助けてください」と言われて、その小舟で故郷に送り届けてあげると、そこが竜宮城だったという話です。
おそらくその女性は亀の化身だったのでしょう。
浦島太郎は鶴に姿が変わる
今日の問題は、竜宮城から帰ってきた後の浦島太郎ですが、玉手箱開けておじいさんになってしまうところは同じです。
ただ、その後ある事が起きて、もう一度女性と再会するのです。
それが、浦島太郎は鶴に姿が変わって、亀に戻った女性と夫婦の神になるのです。
鶴と亀は、長寿の象徴ですよね。
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