「マメな人」マメの漢字は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう3月10日は、結婚相談所により「見合の日」と登録された日です。
今、SNSやアプリで出会って結婚するケースは、調査(出生動向基本調査2021年)によると15%を超えたそうです。
こうしたネットがなかった明治時代、結婚相手を探すため花嫁募集の新聞広告を出した人がいました。
「縁談広告」と言ったようで、妻と別れた25歳の男性が条件をつけて募集したそうです。
その条件とは、17歳~25歳というひとで、こんなふうに結婚相手に求める条件は様々ですが、「マメな人」がいいという場合、この「マメ」という漢字はどう書くか、今日はそれが問題です。
「マメな人」マメの漢字は?
青 -真面目
赤 -忠実
緑 -希少な山奥の温泉
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ことば検定 答え
赤 -忠実
ことば検定 解説
きょうの解説
「マメな人」源氏物語に登場
よく「マメな人」はもてると言いますが、恋愛における「マメな人」という表現は、平安時代の源氏物語に実は既に登場しています。
源氏物語の主人公といえば光源氏ですが、光源氏は恋愛に積極的で、モテモテな人物として描かれています。
源氏物語で「まめ人」と評されているのは光源氏ではなく、その息子の夕霧です。
夕霧は、父とは対照的に恋愛には不器用で、妻一筋の人物として描かれています。
「忠実」という字で「まめ」
「まめ」は広辞苑では、いろいろな意味が載っている言葉です。
「まめ」 ①まごころがあること。まじめ。誠実。本気。 ②苦労をいとわず よく勤め働くこと。 ③生活の役に立つコツ。実用的。 ④身体の丈夫なこと。たっしゃ。息災。 |
奈良時代から使われた言葉で、当時の意味は 辞書の一番最初に載っている"真面目" "誠実"という意味です。
その後、源氏物語が書かれた平安時代に、浮気をしない人に使われることが多くなりました。
漢字は「忠実」という字で「まめ」と載っています。
「まめまめしい」という場合も「忠実忠実しい」となります。
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