「たんす」名前の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは12月28日、今日で仕事納めという方も多いかもしれないですね。
職場を片付けてから休みに入ると、休み明けに気持ちよく過ごせそうです。
最近では、なるべく物を持たない暮らしをする人「ミニマリスト」と呼ばれる方たちも増えているようです。
ライフスタイルを指す「ミニマリスト」は、ここ10年ほどで広まった言葉で、まだ「広辞苑」には載っていません。
服が増えすぎないようにと、「たんす」に入るだけと決めている方もいるようです。
そんなわけで、今日は今出てきた「たんす」の名前の由来は何かと問題です。
「たんす」名前の由来は?
青 -荷物
赤 -段
緑 -颯爽と向きを変える
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ことば検定 答え
青 -荷物
ことば検定 解説
きょうの解説
「たんす」の漢字「箪笥」
「たんす」を漢字では「箪笥」と書きます。
ただ、平安時代後期の辞書では、「箪笥」を「たんし」と読んで、"食べ物を入れる器" と載っています。
収納するための「たんす」に、この字を使うのは、実は当て字です。
「たんす」に衣類を入れるようになったのは、江戸時代の中頃のようです。
その頃になって、ようやく「たんす」が必要なほど着物を持てる人が出て来たようです。
戦国時代頃からあった「たんす」
衣類に限らず物を入れる道具としての「たんす」は、戦国時代頃からあったと考えられています。
千利休の教えを書いた本には、お茶の道具を入れる箱を「たんす」と呼ばれています。
中国から持ち運べる小型の箱が、日本に伝わって来て、「担子」「擔子」と書いて「たんす」と呼ぶようになったそうです。
この「担子」は、元々は "担ぐ荷物" という意味だったのですが、日本では収納する箱自体を呼ぶようになりました。
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