「芥川龍之介の命日」何と呼ばれている?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょう3月1日は、芥川龍之介が生まれた日です。
ちょうど130年前の今日生まれました。
ちょうど130年前の今日生まれました。
そして、芥川の命日は、7月24日です。
文豪の命日は、その作品の名前をつけて故人を悼むことがあります。
例えば、太宰治の場合(6月19日)は「桜桃忌」です。
正確には、太宰が亡くなった日というのは、太宰の遺体が見つかった日で、太宰の生まれた日でもあります。
「檸檬忌」(3月24日)といえば、梶井基次郎です。
「檸檬」は、彼の代表作です。
芥川龍之介の命日も、彼の作品から「〇〇忌」と呼ばれていますが、何と呼ばれているでしょうか?
きょうの問題
「芥川龍之介の命日」何と呼ばれている?
青 -密柑忌
赤 -河童忌
緑 -まずいカレー
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -河童忌
【本日の 緑 のボケは?】
「芥川龍之介の命日」ではなく「灰汁過多はルーのすげーダメぃにし」というボケでした
きょうの解説
【「芥川龍之介の命日」何と呼ばれている?】
芥川龍之介「蜜柑」
芥川龍之介の「蜜柑」という作品は、汽車の中で出会った奉公に行く娘と、「私」のひとときを描いた芥川の中期の作品です。
林修先生が、この作品で一つ好きなのは、「私」これは芥川のことと考えていいのですが、その「私」の心情が色彩とともにに現れて、つまり最初は黒っぽくて、最後は鮮やかオレンジに。
それが「私」の心情と、だいたい綺麗に対応しています。
芥川龍之介「河童」
では、「河童」。
芥川にしては、珍しく長い作品なんですが、晩年の代表作です。
芥川にしては、珍しく長い作品なんですが、晩年の代表作です。
芥川は友人宛の手紙の中に「河童」の絵を書いたものが残っています。
実は、芥川は河童の絵を好んで書いていて、自画像ではないかとも言われています。
「河童」が死の年に発表された作品であること、河童の絵を書くことが好きだったことなどから、芥川の命日は「河童忌」と呼ばれています。
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