「冷たい」の語源は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは1月18日、寒い日が続いています。
「寒い」という言葉は、気温が低いという意味以外でも使えます。
ギャグや話がつまらなくて「寒い」と言ったりしますが、これは最も新しい使い方で、1990年代に使われ始めたと言われています。
初めて使ったと言われているのが、ダウンタウンの松本人志さん。
初めて使ったと言われているのが、ダウンタウンの松本人志さん。
つまらないギャグで凍りつくような場の空気を「さぶ」って言ったのが始まりだとされています。
他にも、「背筋が寒い」と言えば、恐ろしさにぞっとするという意味です。
さらには、「失恋して心が寒い」などの心情を、さらに「懐が寒い」という貧弱、貧しいなどといったことを表す様々な意味で使える言葉です。
その「寒い」の語源は、古語で"熱が引く"などの意味の「冷(さ)む」だとする説が有力です。
では、「冷たい」の語源は何でしょうか?
きょうの問題
「冷たい」の語源は?
青 -つややか
赤 -爪が痛い
緑 -ムエタイが国技
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きょうの答え
赤 -爪が痛い
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「寒い」と「冷たい」の違い
「寒い」と「冷たい」の違いってどこにありますか。
「寒い」は、気温など肌で感じるもので、「冷たい」は触って感じるものです。
多くの場合は、「寒い」は体全体で感じる気温の低さに使います。
しかし、平安時代には「冷たい」の古語「冷たし」も、気温の低さを表すのに使われていたようです。
しかし、平安時代には「冷たい」の古語「冷たし」も、気温の低さを表すのに使われていたようです。
「冷たい」は「爪が痛い」が変化
「冷たい」は、「爪が痛い」→つめがいたい→つめいたい→つめたいと変化したのが語源とされています。
指先の爪が痛く感じるような気温の低さを、「つめいたし」と表現したことから、「つめいたし」が「つめたし」と変化し、「冷たい」になったと考えられています。
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