寅年の「寅」元々の意味は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは1月12日、新年も10日余りが過ぎました。
今年は寅年です。
今年寅年生まれの人はいうことは、「えと」には何になりますか?
今年寅年生まれの人はいうことは、「えと」には何になりますか?
普段我々は「えと」と言いますけれども、漢字では「干支」と書きます。
これには、それぞれの字の上に数字がつきます。
「十干」「十二支」と言っていて、どちらも古代中国で考えられたものに由来します。
「十干」「十二支」と言っていて、どちらも古代中国で考えられたものに由来します。
「十干」は、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類の要素からなるものです。
この「十干」と「十二支」の組み合わせが、本来の「干支」です。
ですから、2022年は「壬寅(みずのえとら)」です。
そして「寅年」の「寅」は、動物の「虎」とは別の字を書きます。
それは「寅年」の「寅」が、もともとは動物の「虎」を表してはいなかったからです。
それは「寅年」の「寅」が、もともとは動物の「虎」を表してはいなかったからです。
では、その元々の意味は何でしょう?
きょうの問題
寅年の「寅」元々の意味は?
青 -行動力がある
赤 -まっすぐ伸びる
緑 -一緒に試してみる
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きょうの答え
赤 -まっすぐ伸びる
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「十二支」もともと何のこと?
「十二支」は、今から3000年以上前、中国古代王朝で考えられたといわれています。
これら「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」は、元々は日付などの記号で、動物があてられたのは紀元前の5~3世紀ぐらいと見られています。
そして、これら「十二支」が本来指していたものについては、いくつか説はありますが、植物の成長とか、あるいは生命の誕生から死までとする説が有力です。
「十二支」とは植物の成長のこと
つまり、植物の種「子」からずっと芽が出て、「丑・寅・卯・辰・巳・午」ここまでで成長すると、
そして、葉が生い茂って「未」(果実)ができて、「申・酉」まで育って、そして最後の「亥」のところは、次の命が種に宿るとされています。
「寅」は3番目で。まだぐんぐんと成長していく、植物が芽吹いた後、春に根や茎がまっすぐ伸びることを表すと言われています。
ということで、正解は「まっすぐ伸びる」でした。
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