"軍事用ドローン"初めて本格的に使ったのは?
「ニュース検定」 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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【ニュース検定】池上彰さんの解説
"軍事ドローン"新たな脅威
池上解説【変わる戦争のカタチ】
ドローンが生活様式を変えていく
AI人工知能の進化で、ドローンは我々の生活をより便利にしています。
以前、このコーナーでも農業ドローンを取り上げました。
稲の生育状況を、写真に撮って細かくチェックしてくれるものです。
稲の生育状況がわかれば、それに合わせて農薬や肥料を効果的に散布できて収穫量まで予想できます。
さらに、農薬をまくのもドローンであれば、あっという間に終わります。
他にも、山間地への荷物の配達や、インフラの点検などでも活用されています。
つまりドローンは、これまでの農業や配送などのやり方を、様変わりさせる力を秘めているのです。
つまりドローンは、これまでの農業や配送などのやり方を、様変わりさせる力を秘めているのです。
戦争のカタチも変えたドローン
一方で、このドローンの力は現代の戦争の形をも変えています。
2020年アゼルバイジャンとアルメニアとの間で起きた、ナゴルノカラバフ自治州をめぐる紛争では、ドローンが戦争の主役となりました。
多くの軍事用ドローンを準備して、戦いに臨んだアゼルバイジャン側は、敵側のレーダーを破壊した上で、自爆型のドローンを使って、戦車などを次々と破壊し、圧倒的な勝利をおさめました。
多くの軍事用ドローンを準備して、戦いに臨んだアゼルバイジャン側は、敵側のレーダーを破壊した上で、自爆型のドローンを使って、戦車などを次々と破壊し、圧倒的な勝利をおさめました。
軍事用ドローンを使い始めたのはアメリカ
実は、このような軍事用ドローンを、本格的に使い始めたのはアメリカです。
同時多発テロの後、アフガニスタンで行われた対テロ戦争で、アルカイダやタリバンなどの拠点を攻撃しました。
戦闘機や巡航ミサイルを使うよりも、圧倒的に安上がりで効果的だったからです。
軍事用ドローンを使い始めたのは
アメリカが最初でドローンで敵の拠点を攻撃
→戦闘機やミサイルより安上がり
→戦闘機やミサイルより安上がり
その後、この威力を知ったイスラエルやイラン、中国やトルコなどが、軍事用ドローンを次々と開発し、紛争を抱える中小国に売りさばいたのです。
これが昨年の紛争(アゼルバイジャンとアルメニアとの紛争)で使われたのです。
軍事用の小型ドローンは値段が安いため、高価な戦闘機などよりも導入が簡単です。
軍事用の小型ドローンは値段が安いため、高価な戦闘機などよりも導入が簡単です。
さらに、人工知能を搭載することで、自ら目標を攻撃したり、何百機というドローンが集団で波状攻撃を繰り返したりすることも可能になります。
一方で、低価格であるがゆえに、テロリスト集団も入手でき、新たな脅威になると指摘されています。
新たな戦争の時代に、各国が対応を迫られています。
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