江戸時代の流行語は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
今日は、2019年2月12日に出題された復習問題です。
2月12日は、慶長8年に徳川家康が江戸幕府を開いた日です。
それからおよそ260年、太平の世が続きさまざまな文化が花開きました。
江戸時代に使われ始めた言葉が、現在まで残っている例も多数あります。
例えば、今の若者言葉の「マジ」も、"真面目に"という意味で、実は江戸時代の芸人さんの楽屋言葉、いわゆる業界用語として生まれたと言われています。
江戸時代から使われていたと考えると、急に古風な言葉のように感じられますよね。
そこで、今回は江戸時代の流行語だったものはどれかという問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
江戸時代の流行語は?
【選択枝】
■ なんぱ
■ すてき
■ おすぎとピーコ、兄は?
【ことば検定プラス】本日の解答
■ すてき
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【今日の■のボケは?】
「江戸時代(えどじだい)」ではなく、「え、どっちだい」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【江戸時代の流行語は?】
「なんぱ」は政治用語
「なんぱ」は、「へい彼女、お茶しない?」って、これ完全に昭和ですけれども、そういう「なんぱ」というイメージがあります。
「なんぱ」は本来漢字では「軟派」と書きます。
これで、"意見や主義が軟弱な党派"という意味の、政治用語でした。
政党のことを指す言葉ですから、当然、江戸時代にはまだなく、明治時代の新語です。
「すてき」は江戸時代の滑稽本に登場
一方、「すてき」は、江戸時代後期の滑稽本にこんな風に登場するんです。
壱歩出しゃア、 すてきなやつが買らアな 式亭三馬「浮世床」 |
"壱歩"とは、一両の4分の1、壱歩金のことで、
"壱歩金"を出せば素晴らしいものが買えるという意味です。
さらに、この本には、「すてき」が口癖で、「すてき亀」とあだ名された人物も登場します。
ということで、「すてき」が正解です。
「すてき」の"す"は、「素晴らしい」の"素"だと考えられています。
江戸後期には、言葉の頭の音に"的"をつける言い方が流行ったようで、素敵(すてき)という言葉が生まれたとする説が有力です。
江戸後期には、言葉の頭の音に"的"をつける言い方が流行ったようで、素敵(すてき)という言葉が生まれたとする説が有力です。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 大角玉屋のいちご大福は何をヒントに生まれた?
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