中国いつまでに「宇宙強国」になる?
「ニュース検定」 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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中国いつまでに「宇宙強国」になる?
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【ニュース検定】池上彰さんの解説
宇宙でも米中の競争激化
池上解説【GPS超え】
中国2030年までに「宇宙強国」目指す
2021年2
月、NASA(アメリカ航空宇宙局)が火星に探査車を着陸させることに成功しました。火星の音も公開されて、人類が地球以外の惑星の風の音を初めて聞いた瞬間でした。
一方で、同じ2月、中国が初めて火星の周回軌道に、探査機を入れることに成功しました。
中国も2ヶ月後に、火星探査機の着陸を目指しているのです。
火星への着陸は、地球との距離が遠く、大気も薄いことなどから、非常に難しいミッションですが、成功すればアメリカ、旧ソ連に次ぐ快挙です。
中国は、2030年までに「宇宙強国」になる目標を掲げ、火星探査でも猛烈にアメリカを追い上げているのです。
そして、ある分野ではアメリカに追いつきました。
2020年、中国版GPSを完成させ、稼働させる衛星の数でアメリカを上回ったのです。
中国版GPS「北斗」は、1994年にシステム開発に着手し、2000年に最初の衛星打ち上げに成功しました。
そして、2020年6月には55基の衛星体制を完成させ、全世界で詳細な位置情報の取得を可能にしました。
30基ほどの、アメリカのGPSシステムを上回ったのです。
そして、2020年6月には55基の衛星体制を完成させ、全世界で詳細な位置情報の取得を可能にしました。
30基ほどの、アメリカのGPSシステムを上回ったのです。
中国版GPS「北斗」
1994年 システム開発に着手し
2000年 最初の衛星打ち上げ成功
2020年 55基の衛星体制で位置情報の取得
2000年 最初の衛星打ち上げ成功
2020年 55基の衛星体制で位置情報の取得
中国が「北斗」を作った理由とは
そもそも中国はどうして「北斗」を作ったのか。
大きな理由は、軍事目的です。
大きな理由は、軍事目的です。
GPSは位置情報の確認だけではなく、ミサイルの精密誘導など、軍事作戦にも使われます。
つまり、GPSが遮断されれば、ミサイルの誘導もできなくなるのです。
今や、GPSは車の自動運転など、次世代技術に欠かせない要素になっています。
中国は独自のシステムを完成させ、アメリカに対抗しようとしているのです。
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