ホテルニューオータニ"回転展望レストラン" 何を見てもらうため?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
ニュース検定 今日の問題
ホテルニューオータニの"回転展望レストラン" 何を見てもらうため?
【選択枝】
■ 敷地内の日本庭園
■ 東京タワー
■ 富士山
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本日の解答
■ 富士山
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池上彰さんの解説
今日のキーワード
1964五輪の"効果"②【戦艦大和の技術】
大谷米太郎こだわりの回転展望レストラン
昨日お伝えしたようにホテルニューオータニは、1964年10月の東京オリンピックに合わせてスピード建設されました。
その際ネックとなった浴室の問題は、ユニットバスの開発でクリアしました。
工事を担当した大成建設は一安心しましたが、それもつかの間でした。
大谷米太郎のある一言があったからです。
大谷はある場所の設計を変更するように、大成建設に命じたのです。
大谷はある場所の設計を変更するように、大成建設に命じたのです。
-大谷米太郎の話-
最上階の展望レストランを回転させて、全てのお客様に、日本が誇る富士山を見てもらいたい。 |
展望レストラン全体が回転するのではなくて、中の床が回る仕組みになります。
実は、当時これだけの物を回転させる技術は、世界でも例がありませんでした。
展望台の直径は、45mもあります。
揺れないようにするにも、高度な技術が必要でした。
かなり無茶な命令だったのです。
戦艦大和の特殊な回転技術
それでも大成建設の担当者は、NO(ノー)とは言いませんでした。
様々な方法を検討した結果、たどり着いたのが"戦艦大和"です。
巨大な主砲を回転させる特殊な車輪技術を応用したのです。
大成建設によりますと、展望レストランの試運転の日、テーブルの上には水を注いだコップが置かれました。
1周およそ60分です。
その間、コップの水はこぼれませんでした。
1周およそ60分です。
その間、コップの水はこぼれませんでした。
難しい工事は成功しました。
東京オリンピックは、日本の技術力をアピールする絶好の機会にもなったのです。
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