マスク氏は将来どこへの移住を計画している
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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池上彰さんの解説
今日のキーワード
主役交代! 国家→民間へ}
【宇宙新時代】
有人宇宙飛行の主役が国家から民間へ
今月アメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」が国際宇宙ステーションに向けて飛び立ちました。
今回の発射成功は。アメリカの有人宇宙飛行の歴史を大きく転換する画期的な出来事だったのです。
どんな点が画期的だったのか?
国家から民間へと、有人宇宙飛行の主役が本格的に変わったのです。
国家から民間へと、有人宇宙飛行の主役が本格的に変わったのです。
そもそも宇宙開発が始まったのは、今から63年前の1957年です。
旧ソ連が、世界で初めて人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功したのです。そして旧ソ連は、再び人類初の快挙を達成します。
1961年、ガガーリンによる有人宇宙飛行の成功です。
その後、アメリカが巻き返し、1969年アポロ計画で、人類初の月面着陸を成功させたのです。
旧ソ連は、月到達を諦め、「ミール」など宇宙ステーション建設へと舵を切りました。
一方アメリカは、使い捨てのロケットではないスペースシャトルを開発しました。
アメリカと旧ソ連が激しい開発競争を繰り広げたのです。
宇宙新時代の幕を開けたマスク氏
しかし、冷戦が終結すると、有人宇宙飛行に対する熱は一気に冷めました。
莫大なお金がかかる割には、画期的な成果が出なかったからです。
アメリカは、2011年7月のスペースシャトル「アトランティス」を最後に、有人ロケットを飛ばさなくなりました。
宇宙開発が停滞したのです。
そんな状況を大きく変えたのが、スペースX創業者イーロン・マスク氏です。
民間宇宙船「クルードラゴン」も、マスク氏が手がけました。
マスク氏は3年後に月旅行、そして2050年までの火星移住計画を発表しています。
宇宙新時代の幕が開いたのです。
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