鈴木貫太郎が銃弾4発を受けた事件は? 【ニュース検定】
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鈴木貫太郎が銃弾4発を受けた事件は?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-

 

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池上彰 ニュース検定

 

ニュース検定 今日の問題

鈴木貫太郎が銃弾4発を受けた事件は?

 

【選択枝】
 2・26事件
 5・15事件
 血盟団事件
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本日の解答

 2・26事件

 

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池上彰さんの解説

今日のキーワード
"危機"に指導者は⑨【4発の銃弾】

終戦のとき鈴木貫太郎が下した苦渋の決断

今から75年前の昭和20年8月、日本は絶体絶命の危機に陥っていました。
降伏しなければ、連合国軍による本土上陸もありえたからです。
それを防ぐため、リーダーシップを発揮したのが鈴木貫太郎(総理在任1945年4月~8月)です。
終戦のときの総理大臣です。
鈴木貫太郎はポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏に至る難しい政治決断を下しました。
最終的には、昭和天皇がご決断されましたが、鈴木貫太郎なくしてはできなかったと言われています。
当時陸軍が、ポツダム宣言を受け入れに反対していたからです。
主張が受け入れられなければ、"クーデターも辞さず"という構えでした。
鈴木は、陸軍の怖さを、誰よりも知っていました。

2・26事件で銃弾を受けた鈴木貫太郎

1936年に起きた2・26事件では、陸軍の青年将校らがクーデターを計画し、大蔵大臣の高橋是清らを殺害しました。
このとき、侍従長だった鈴木貫太郎も、自宅で4発の銃弾を受けたのです。
襲撃現場にいた貫太郎の妻が、生々しい証言を残しています

-鈴木貫太郎の妻・鈴木たかさんの証言-

眉間に一つ当たって、一つは肩に当たって、
一つは心臓の右の方だに当たって、一つは横腹に当たって、
兵隊さんたちは「とどめ」「とどめ」と、大きな声で言っていたのです。(私は)「とどめだけはどうか待ってください」と。
安藤(大尉)さんがそれを聞いて、「とどめは残酷だからよせ。みんな閣下に対して敬礼しろ」と。
そうすると、みんなパタパタと座って(敬礼していました)。

 

奥さんはすごい現場を目撃していたのです。
鈴木は、死に直面しました。
そこから一命を取り留め、再び日本の運命を変える舞台に立つことになります。
明日は、鈴木がどのようにして総理になったのか、その経緯をお伝えします。

 

前回のニュース検定

 

 

 

 

 

 

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