1918年スペイン風邪"感染第一号"が出たのは?
朝の情報番組「グッド!モーニング」 -ニュース検定-
テレビ朝日系列で放送される朝の情報番組「グッド!モーニング」では、
「ことば検定プラス」「お天気検定」「ニュース検定」と3つの検定があって問題が出されます。
いずれも3者択一問題で、テレビのデーターボタン(dボタン)から簡単に参加できます。
正解、不正解でポイントを獲得することが出来て、貯めたポイント数に応じて、毎月のプレゼントに応募できます。
ここでは、池上彰さんが出題するニュース検定にスポットを当てて、検定の内容と結果について触れて行きます。
池上彰さんの「ニュース検定」
【問題】
1918年スペイン風邪"感染第一号"が出たのは?
■ スペイン
■ アメリカ
■ 日本
本日の解答は
■ アメリカ
池上彰さんの解説
【濡れ衣の名前】
スペイン風邪の感染第1号は実はアメリカ
感染症の歴史の中でもっとも深刻だったのは、1918年に発生したスペイン風邪です。
わずか2年ほどの間に、世界で6億人もの人が感染したのです。
死者は、4000万人から5000万人とも言われています。
多くの兵士が戦場に送り込まれたことで、一気に感染が広がったのです。
感染源については、実は今もわかっていませんが、記録上残っている初めての感染者はアメリカです。
発端は、カンザス州の1人の兵士でした。
その内の1人が、1918年3月カンザス州の兵舎で高熱を訴えます。
すぐに何百人もの兵士が倒れ始めました。それでもアメリカ兵は、予定通りヨーロッパへ送り込まれ、連合国として共に戦っていたフランス兵やイギリス兵も感染しました。さらに敵であるドイツ兵にも飛び火したのです。
スペイン風邪と呼ばれるきっかけ
当時は戦時下です。
各国は、自国の兵士が次々と病気で倒れていることを徹底的に隠したのです。
しかしスペインは情報を隠しませんでした。
当時スペインは中立国だったからです。
戦争をしていなかったので、病気の流行は軍事機密ではありません。
そのため、国王が感染したことも伝えられました。
「スペインで強力な風邪が流行している」と世界中に知られることとなったのです。
そしていつしか「スペイン風邪」と呼ばれるようになりました。
スペイン政府は、この名称に抗議をしましたが後の祭りです。
100年以上たった今も、濡れ衣の名前が使われているのです。
前回のニュース検定
Wi-Fi対応インクジェットプリンター
B賞(60ポイント獲得で応募可能)
カプセル式コーヒーメーカー
C賞(30ポイント獲得で応募可能)
出題時間は7時53分前後
池上彰さんが気になるニュースからクイズが出題されます。
出題した直後、CMをはさんでの解答締め切りになります。
時間にして2~3分ほど考える時間となります。
【傾向と対策】
3つの選択肢から解答ですが、林修先生のクイズのようなボケの選択肢はありません。
ことば検定、お天気検定と比べて、難易度は高い傾向にあります。