
「草を結ぶ」の意味にあるのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう9月3日は、日付の語呂合わせで「草の日」です。
今のような非常に暑い様子を例えて言う草がつく慣用句「草が揺るがず」があります。
全く風のない様子を指す言葉で、それが転じて"世の中が太平なさま"という意味と、"非常に熱い様子"を指す言葉になりました。
そして、「草を結ぶ」という慣用句もあります。
"旅で寝る"ことや"野宿をする"という意味のほか、全く別も意味もあるのですが、今日はそれは何かという問題です。
「草を結ぶ」の意味にあるのは?
青 -文章を締める
赤 -恩に報いる
緑 -におわないフリ
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ことば検定 答え
赤 -恩に報いる
<今日の緑のボケ> 「くさをむすぶ」ではなく「くさ(臭)っをむしゅう(無臭)ぶる」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「草をむすぶ」という言葉は、古代中国の歴史書「春秋左氏伝」に登場します。
ー春秋時代、秦の国に魏犨(ぎしゅう)と魏顆(ぎか)という親子がいました。
父には妾がいたのですが、ある時 病気になると息子に「自分が死んだら妾を他の家に嫁がせてやってほしい」と頼みました。
ところが、いよいよ危篤状態になると、父は「自分が死んだら妾も殉死させるように」と意見を変えました。
息子は父の死後、父の言う通りに殉死させたのではなく、他の家に嫁がせたのです。
意識がはっきりしていた時の遺言を正しいものと考えたのではないでしょうか。
そうなると、女性にとっては息子は命の恩人ということになります。
ーしばらくして、息子の魏顆(ぎか)が敵の軍と戦っていると、一人の老人が現れ、地面の草を結んで敵をつまずかせてくれました。
おかげで魏顆は、手柄を上げることができたのです。
この老人は、父の妾だった女性の父親の霊だといいます。
自分の娘の命を助けてくれた、その恩返しだったのです。
この故事が由来となって、"恩に報いる"ことを「草を結ぶ」というようになりました。
前回の問題

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