「頓服」、「頓」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
*解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。
ことば検定 問題
きょう12月22日はジェネリック医薬品の日です。
1997年に承認のための科学的基準が定められた日が由来なんだそうです。
「ジェネリックにしますか?」と聞かれることも増えました。
特許の期間などが過ぎてから製造される、ジェネリック医薬品は研究開発費が抑えられ値段が安い一方、先発薬と同じ有効成分や効き目だとされています。
今は処方される薬の8割を超えているのがジェネリック医薬品だそうです。
医療費を抑制するために、厚生労働省が積極的にジェネリック医薬品への置き換えを呼び掛けています。
今日はそんな薬に関係する言葉から、「頓服」の「頓」の意味は何かという問題です。
「頓服」、「頓」の意味は?
青 -粉状
赤 -突然
緑 -食べごろの豚
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ことば検定 答え
赤 -突然
<今日の緑のボケ>
「とんぷく」ではなく「トンぷく~」
ことば検定 解説
きょうの解説
「一服する」と言えば、お茶を飲んだり、タバコを吸ったりするというように使います。
「一」という数字がつくので、本来は「一回飲む」ことを指しています。
「頓服」の「服」には「飲む」という意味があります。
そして調査では、「頓服」という言葉について誤解している人が多いという結果が、国立国語研究所によって出されています。
世の中の人は、痛み止めや解熱剤だと思っている人が多かったようです。
実は、どちらも本来の意味からずれていて、症状があらわれた時に一回だけという薬の飲み方を指す言葉です。
確かに、主に痛み止めや解熱剤で使われるので、誤解してしまった人が多いのかもしれません。
そして「頓服」の「頓」の字ですが、「頓挫した」という時の「頓」の字と同じです。
さらには、一休さんの「とんち(頓智)」もこの「頓」の字を使います。
途中で急にダメになることが「頓挫」ですし、一休さんのとんちは状況に応じて即座に出る知恵のことです。
となると、「頓服」は症状が出たらすぐに飲むという指示のことです。
前回の問題
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