「鹿を馬」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今週は、テレビ朝日「未来をここからプロジェクト」の一環で、SDGsがテーマです。
近代~現代にかけて起きた生物の絶滅は、ほぼ100%人類の活動に原因があると言われています。
そんな絶滅危惧種の一つがイヌワシです。
イヌワシは、食物連鎖の頂点に君臨する空の王者ですが、悩ましい問題にさらされています。
イヌワシはひらけた草原をエサ場にするのですが、それは自然エネルギーの風力発電を生み出す施設をつくるのにぴったりな立地でもあります。
エサ場が減っているうえに、風力発電の羽に衝突して死んでしまっているイヌワシもいるそうです。
自然エネルギーを増やすという目標と、絶滅危惧種を守るという目標のはざまで悩ましい問題になっています。
こういった問題は、イヌワシだけでなく様々な動物で起きているのですが、今日はそんな動物が入った言葉で「鹿を馬」の意味は何かという問題です。
「鹿を馬」の意味は?
青 -強引に押し通す
赤 -世間知らず
緑 -スゴ技歯医者キング
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ことば検定 答え
青 -強引に押し通す
ことば検定 解説
きょうの解説
「鹿を馬」は、中国を初めて統一した秦の時代の故事が由来です。
秦の始皇帝は絶大な権力で中国を統一しましたが、その始皇帝の意思を無視し、自分の意のままになる人物を2代目の皇帝に即位させたのが宦官の趙高でした。
趙高はある日、皇帝の前に「馬でございます」と言って、鹿を連れてきたのです。
皇帝は「鹿ではないか」と答えました。
そこで皇帝は、周りの家臣に馬か鹿かを聞くと、家臣は素直に「鹿」と答えました者もいました。
一方で、逆らうのが怖くて「馬だ」と言った者もいました。
実は、趙高の権力は皇帝を凌ぐほどで、「鹿」と答えた家臣はのちに処刑されたのです。
「鹿を馬」とは、誤りを強引に押し通すこと、人をだまし愚弄することを指します。
こんな政治を行っていましたから、秦の始皇帝の死後約4年で滅亡してしまいました。
前回の問題
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