「銀河鉄道の夜」について正しいものは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう8月27日は、宮沢賢治が生まれた日です。
多くの詩や童話を残した賢治ですが、自分のことをこう書いています。
「私は詩人としては自信がありませんけれども、一個のサイエンティストと認めていただきたい」
農学校で、地質や化学の先生をしていたこともあって、理系分野には強かったのです。
その一端は、作品にも表れています。
さそり座の1等星アンタレスは赤色ですが、「銀河鉄道の夜」では、その色を「リチウムよりも美しい」と表現しています。
これはリチウムを燃やすと赤くなるという、化学の炎色反応を前提にした表現です。
この作品ではジョバンニとカムパネルラという2人の少年が旅をしますが、「銀河鉄道の夜」について正しいものはどれかという問題です。
「銀河鉄道の夜」について正しいものは?
青 -銀河鉄道は石炭動力
赤 -創作のきっかけは妹
緑 -ヘルプに度々政治家
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ことば検定 答え
赤 -創作のきっかけは妹
ことば検定 解説
きょうの解説
「銀河鉄道」と聞くと、蒸気機関車のイメージがありませんか。
実は「銀河鉄道の夜」の本文にはこうあります。
ー「この汽車石炭をたいていないねえ。」ジョバンニが左手を突き出して窓から前の方を見ながら云いました。
石炭を燃やす蒸気機関車は、煙や粉塵が後ろに飛んでくるのですが、それを確かめていたのです。
それに対してカムパネルラの答えはこうです。
ー「アルコールか電気だろう。」カムパネルラが云いました。
宮沢賢治「永訣の朝」には、こんな出だしで始まる詩があります。
ーけふのうちに とほくへいつてしまふ わたしのいもうとよ」
病気で亡くなってしまう妹トシとの別れを書いた詩です。
2歳下のトシは賢治の作品をまとめてくれるなど、最大の彼の理解者でした。
そんな妹を亡くした賢治は、樺太へ鉄道で旅をします。
妹の死を考え続ける旅だったようです。
そして、こうした経験がのちに「銀河鉄道の夜」を書くきっかけになったといわれています。
前回の問題
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