「抱腹絶倒」抱腹の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日は、作家の遠藤周作についてです。
昭和30年に「白い人」で芥川賞を受賞し、映画にもなった「沈黙」は、累計200万部以上の大ベストセラーとなりました。
遠藤は、純文学作家である一方、軽妙なエッセイでもファンを集めました。
遠藤周作というのは本名ですが、他に「狐狸庵」という雅号を使っていました。
狐狸庵先生として、コーヒーのCMにも出演されていました。
エッセイは、純文学作品と同じ人が書いたとはとても思えないようなユニークな内容で、読者を「抱腹絶倒」させました。
今日は「抱腹絶倒」の「抱腹」の由来は何かという問題です。
「抱腹絶倒」抱腹の由来は?
青 -狂言の演目
赤 -浅はかな質問
緑 -仕返しは大声
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ことば検定 答え
赤 -浅はかな質問
ことば検定 解説
きょうの解説
「抱腹絶倒」の「抱」という字は、本来は「捧」と言う字が使われていました。
"抱える"という意味があり、"腹を抱えて大いに笑う"ということを指します。
「抱腹」の方は、史記という歴史書に出てきます。
2人の官僚が優秀な人がいないか町に探しに行くのですが、どうして町を探したかというと、古代中国の思想家・老子の教えで、徳の高い人や優れた人が才能を隠して世間に紛れることがあるというものがあり、それに従ったのです。
すると、市場で占いをしている人物を見つけます。
話を立ち聞きすると、優れた知性を感じたので、その占い師に声をかけました。
「あなたほどの方が、どうしてこのような低い地位にいて、占いを商売としてらっしゃるんですか?」
これを聞いた占い師は、「抱腹大笑」したと出てきます。
大笑いしたのです。
占い師は「あなた方は学のある人のようですが、なんとくだらないことを言うんでしょう。高い官職や高額の給料をもらうのが、聖人や賢者だと思っているのではないですか」と諭しました。
官僚と占い師の、このやりとりが「抱腹」の由来です。
前回の問題
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