「眉唾」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう7月13日は「オカルト記念日」です。
1970年代に、日本でオカルトブームが起きたことがあります。
当時流行った「1999年7の月 空から恐怖の大王が降ってくる」というノストラダムスの大予言の本は、250万部を超える大ベストセラーになりました。
また当時、衆議院議員だった石原慎太郎さんは、イギリスのネス湖にある幻の生き物「ネッシー」を探す探検隊を組織しました。
オカルトや超常現象など、ちょっと怪しげで不可思議なものが流行った時代があったのです。
そんな真偽に疑わしいものを「眉唾物」と言いますが、今日はその「まゆつば」の由来は何かという問題です。
「眉唾」の由来は?
青 -おまじない
赤 -にせもの
緑 -蚕に詳しい祖母
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -おまじない
ことば検定 解説
きょうの解説
「眉毛を読まれる」という言葉がありますが、本心を察知される・見透かされるという意味です。
眉の動きには、感情が表れます。
平安時代の高貴な女性は、自分の眉を全部剃り落していましたが、これは一説には感情を表に出さないつつましさをアピールするためだったのではないかと言う人もいます。
そして、この「眉毛を読まれる」という言葉は、「眉毛を数えられる」という言い方もあって、それは日本各地に残る言い伝えが元になっていると考えられます。
人を化かす動物と言われる狐や狸に眉毛の本数を数えられると、化かされてしまうという言い伝えがあるのです。
そこで人間がとった対策が、唾を使って眉を濡らして固めて毛を数えにくくすることでした。
つまり、「まゆつば」とは「おまじない」としてだまされないように用心することを言っていました。
その後、だまされる心配のあるものや、真偽の疑わしいことを「眉唾物」というようになったのです。
前回の問題
ここを素早く見つけるコツで~す
①「見聞録 KENBUNROKU」をブックマーク
② Googleなどの検索エンジンで「クイズの文章」で検索する
*クイズ文の前後に見聞録と入れると見つかりやすくなるかもしれません
(注) 当ブログを転載している海外スパムサイトにご注意ください
今月のプレゼントと応募方法