「旧国立競技場」の芝について正しいものは？【ことば検定スマート】

2024年5月31日 4分22秒

「旧国立競技場」の芝について正しいものは？
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
＊正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。

ことば検定　問題

今日5月31日は、かつてスポーツの聖地と呼ばれた「旧国立競技場」が、2014年解体前に最後に使われた日です。
東京オリンピックの前に解体され、建て替えられました。

そもそも「旧国立競技場」は、何のために建てられた施設だと思いますか？
1964年東京五輪の前段階として、オリンピック招致に向けてアピールするために建てられたのです。

戦後の日本に、オリンピックなんて出来るわけがないと見られていた中で、まずはアジア大会を開催し、それが成功したことでオリンピック招致に向けて弾みをつけたのです。

今日はそんな「旧国立競技場」の芝について正しいものはどれかという問題です。

「旧国立競技場」の芝について正しいものは？

　青　　-代わりにクローバー
　赤　　-緑に着色
　緑　　-プロポーズ相次ぐ日々

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見聞録 KENBUNROKU

ことば検定答え

　赤　　-緑に着色

ことば検定解説

きょうの解説

サッカーの神様と呼ばれたジーコが、40年以上大切に乗ったトヨタのセリカとともに撮られた写真があります。
この車はトヨタカップで優勝した時、MVPのジーコに贈られた副賞でした。
その時のトヨタカップは、旧国立競技場で行われました。
トヨタカップは、今のクラブワールドカップの前身で、ヨーロッパ・リーグと南米リーグの優勝クラブの№1を決めるために激突する大会です。

その写真を見ると、芝が茶色です。
当時、冬になると芝が枯れていたのです。
ただ、ヨーロッパでは冬でも芝は緑色なのが当たり前だったので、ある監督から「決勝を行う競技場はどこだ？」と皮肉を言われてしまったこともあったそうです。

そして、そうした状況に対応するために取った対策が、今日の答えの「緑に着色」です。
1986年～1988年まで、茶色く枯れた芝を緑に着色していたんだそうです。
その後、夏と冬で別の種類の芝を植える"芝の二毛作"を始め、1年中緑の芝が実現したのです。