「案内」元々の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日は4月24日は「国際盲導犬の日」です。
日本で盲導犬が使われて80年余りですが、836頭が働いています(*日本盲導犬協会調べ 2023年3月末時点)。
ただ使いたいというユーザーは3000人以上いると言われていて、いつも不足状態だそうです。
そこで全国の施設で訓練が行われているのですが、盲導犬になれるかどうかはとてもハードルが高いんです。
訓練した犬の3割くらいしか盲導犬になれないそうです。
ちなみに、トレーナーも不足しているので、島根では刑務所の受刑者が盲導犬を訓練するプログラムが始まっているそうです。
街中で盲導犬ユーザーに出会うと、盲導犬の道案内しているように見えませんか?
でもそうではなくて、あくまでも人が出す指示に従って、犬が誘導し曲がり角や段差などを教えて案内してくれるそうです。
今日は「案内」のもともとの意味は何かという問題です。
「案内」元々の意味は?
青 -悟りの境地
赤 -官庁の文書
緑 -具なし中華まん
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ことば検定 答え
赤 -官庁の文書
ことば検定 解説
きょうの解説
「案内する」とは、"ガイドする""道案内"という意味で使います。
ただ、これは広辞苑だと4つ目に載っている意味で、1つ目はもっと古い時代から使われていた別の意味になります。
「案内」が古くは「あない」と"ん"を呼ばないこともあり、「案内(あない)を検ずるに」のように使っていました。
「検ずる」は"とり調べる""あらためる"という意味です。
"官庁の先例・内規を書き写した文書"というのが「案内」の一つ目の意味です。
「案内」の「案」は、文章を書き写した下書きのことで、「案内」とは文章の内容を指していました。
のちに、辞書の2つ目の意味である"物事の事情・内情"という意味を持つようになり、さらに知らない人などへ"取次ぎを乞うこと。問い合わせること"という意味になり、その後に"その場所に知らない人を連れて歩く"というガイドの意味で使われるようになったと言われています。
前回の問題
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