「唇亡びて歯寒し」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう2月2日は、"ニッニッ"の語呂合わせで「くちびるの日」です。
笑顔で健康的な唇をイメージするそうですが、人の口を表す言葉には「たらこ唇」や「アヒル口」などいろいろあります。
「おちょぼ口」といえば、女性や子どもの小さく可愛らしい口や、気取ってすぼめた口のことを言います。
今日は「くちびるの日」ですから、唇という字が入ったことわざから「唇亡びて歯寒し」の意味はどれかという問題です。
「唇亡びて歯寒し」の意味は?
青 -もちつもたれつ
赤 -思わぬわざわい
緑 -廃墟に惚れ一文無し
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ことば検定 答え
青 -もちつもたれつ
ことば検定 解説
きょうの解説
きょうの問題と似た言葉に「物言えば唇寒し秋の風」という松尾芭蕉の俳句があります。
人の短所を言った後にはさびしい気持ちがすると、そこから転じてなまじ何か物を言うと禍を招くという意味で、今では使われています。
一方、きょうの問題「唇亡びて歯寒し」は古代中国の故事が由来で、「舗車相依り」という前段があり「舗車相依り 唇亡びて歯寒し」です。
「舗車」の「舗」は車の添え木のことで、この2文字で"車と添え木"を指します。
車と添え木の関係は、唇と歯の関係と同じでお互いになくてはならない、つまり利害が密接で離れることができない関係です。
これは小国が乱立し、争いが絶えなかった春秋時代にできた言葉です。
一方が滅べば隣の国も成り立たなくなる、そんな持ちつ持たれつの関係を指した言葉です。
前回の問題
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