「白夜(びゃくや)」読み方が広まった理由は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日1月29日は、昭和32年に南極に昭和基地が開設された日です。
そんな南極、今の季節は夏です。
そして南極の夏は、太陽が一日中沈まない「白夜」と呼ばれる時期が続きます。
今シーズンは去年の11月21日に太陽が昇って、沈んだのは年をまたいだ今月20日ということで、2ヶ月ずっと太陽が出ていました。
「白夜」と書いて「びゃくや」と読みますが、本来は「はくや」と読んでいました。
では、なぜ「びゃくや」と読むようになったかという問題です。
「白夜(びゃくや)」読み方が広まった理由は?
青 -流行歌
赤 -大ヒット小説
緑 -白たすーは?
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ことば検定 答え
青 -流行歌
ことば検定 解説
きょうの解説
「白夜(びゃくや)」という読み方が広まったのは、森繁久彌さんがきっかけです。
森繁さんはNHKのアナウンサーを経て、戦後に映画デビューし、国民的俳優の一人となりました。
森繁さんが北海道の知床で映画を撮ったとき、現地の人の協力に感謝し、置き土産のような形で曲を作ったそうです。
曲のタイトルが「♪知床旅情」といいます。
♪はるか国後に 白夜(びゃくや)は明ける~
これは加藤登紀子さんが歌ったバージョンで、昭和45年に大ヒットしました。
"白夜(びゃくや)は明ける"という歌詞がありましたが、この歌のヒットに乗って「白夜(びゃくや)」という読み方が定着していったといわれています。
ちなみに「白夜」が見られるのは、緯度66度以上です。
知床は緯度44度なので、実は知床で「白夜」を見ることはできないのです。
前回の問題
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