「狼狽」由来で有力なのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
明治38年1月にニホンオオカミが絶滅したと言われています。
奈良県東吉野村で、地元の猟師によって捕獲されたのが最後だと言われています。
このときのオオカミは、イギリスの探検隊員に買い取られ、ロンドン自然史博物館に所蔵されています。
江戸時代までは、オオカミは駆除の対象にはなっていませんでした。
農作物の被害を与える鹿やイノシシを食べてくれて、人間には害を与えないからです。
ただ明治になると、近代化にそぐわない猛獣と位置付けられてしまって駆除が呼びかけられ、ついには絶滅してしまったのです。
人間の手で絶滅させてしまったことで、今では鹿が増えすぎてしまうというような問題も起きています。
そんなオオカミの字が入った言葉で、「狼狽」について由来で有力なのは何かという問題です。
「狼狽」由来で有力なのは?
青 -最強
赤 -バランスが悪い
緑 -婆さんグッド!
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ことば検定 答え
赤 -バランスが悪い
ことば検定 解説
きょうの解説
「狼狽」という漢字に、「狼狽える」と送り仮名をすると「うろたえる」と読みます。
「狼狽」も、"あわてふためく""うろたえ騒ぐ"という意味です。
「狼狽」という字、オオカミは「狼」ですが、ただ「狽」もオオカミの一種だというのが有力なのです。
中国・唐の時代の随筆に書かれています。
「狼」は後ろ脚が短く、「狽」は前脚が短いというのです。
実際には、そんな動物はいません。
単独ではバランスが悪くて歩けないので、後ろ脚の短い「狼」の上に前脚の短い「狽」が乗って移動していたというのです。
このどちらかがいなくなると、前にまともに進めなくなり、それであわてふためきうろたえると、そこから「狼狽」という言葉が生まれたというのが有力な説です。
前回の問題
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