40歳の「江戸川乱歩」読者に謝罪した理由は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう1月19日は、小説家のエドガー・アラン・ポーが生まれた日です。
「モルグ街の殺人」は、史上初の推理小説と言われています。
1841年日本が江戸時代の頃に、もうすでに密室殺人をテーマに扱っているのです。
そんなポーの作品を大学生の頃に、英語で読んですっかりファンになり、自分のペンネームを考えた人が「江戸川乱歩」です。
大正から昭和にかけて、「少年探偵団」などの人気作品を生み出しました。
名探偵・明智小五郎と少年探偵団が、怪人二十面相と対決するシリーズは有名です。
そして、本当にたくさんのファンがいる西村京太郎、森村誠一、栗本薫、東野圭吾、桐野夏生、池井戸潤などの作家たちは、江戸川乱歩にまつわるある共通点があります。
全員「江戸川乱歩賞」の受賞者です。
この賞は、乱歩が60歳の時に寄付した100万円を基金にしてスタートしました。
そんな江戸川乱歩は40歳のとき、雑誌で読者に謝罪したことがありました。
それはなぜだったのかが今日の問題です。
40歳の「江戸川乱歩」読者に謝罪した理由は?
青 -連載中止
赤 -読者のネタ盗作
緑 -最終回が最悪
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ことば検定 答え
青 -連載中止
ことば検定 解説
きょうの解説
江戸川乱歩は29歳のとき作家にデビューしたのですが、大学を卒業してからデビューするまで、サラリーマンなどの職を次々と変えていたのです。
朝早く起きて、単調な仕事に長時間拘束されるのが嫌だったらしいです。
そういう多くの経験が、作品にリアリティを与えている面もあったのかもしれないのですが、そんな乱歩が読者に謝罪したのは40歳の時です。
「悪霊」という作品の連載中でした。
「作者としての無力を告白して、『悪霊』の執筆をまず中絶することにいたしました」
「失敗の一つの理由は、全体の筋立て未熟のまま執筆を始めた点」と謝罪したのです。
こうして謝罪するのは、非常に誠実な態度ともいえます。
乱歩は、作品はもうこれ以上続けられないと謝罪したのです。
前回の問題
□ サイゼリヤ 現在300円のミラノ風ドリア 1980年代の価格は?
【お天気検定】
□ 千葉 鋸南町にある日本一のモノは?
【エンタメ検定】
□ 伊東選手が中村選手にドキドキしていることは?
ここを素早く見つけるコツで~す
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*クイズ文の前後に見聞録と入れると見つかりやすくなるかもしれません
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