「おこがましい」、元々の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう12月12日は、12(いいじ)12(いちじ)の語呂合わせで「漢字の日」です。
漢字に係るものについて、いろいろ紹介していきます。
「〇をしかめる」の空欄に入る漢字は「顔をしかめる」です。
不快な気持ちや心配から眉のあたりにしわを寄せるという意味です。
似たような意味の言葉に「眉をひそめる」というのもあります。
次に、「何方付かず」は「どっちつかず」と読みます。
また「烏滸がましい」は「おこがましい」と読みます。
今日は、この「おこがましい」の元々の意味は何かと言うのが問題です。
「おこがましい」、元々の意味は?
青 -みっともない
赤 -もったいない
緑 -プンプンしやんで
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ことば検定 答え
青 -みっともない
ことば検定 解説
きょうの解説
「おこがましい」は、差し出がましいとか、思い上がっているという意味で使います。
これは、江戸時代から使われるようになった意味です。
それ以前は、違う意味で使われていました。
平安時代の「落窪物語」の一節です。
「形うちふくれて、いとをこがまし」
これは、意地悪な奥方のことを言ったものですが、「形」は姿形のことで、「うち」というのは次の動詞の意味を強める言葉です。
つまり、"姿がとてもふくれて いとおこがましい"というのです。
「ふくれて」は"太って"ということです。
それが「いとをこがまし」これ実はかなりの悪口で、「をこがましい」というのは、「みっともない」という意味になります。
もともと「をこ」という言葉には"愚か"という意味があって、"愚かに見える""みっともない"という意味で使われていました。
それが後に、差し出がましい行為を、愚かなことだとして意味が変化したようです。
前回の問題
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