「蚊取り線香」渦巻き型のきっかけは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょうは7月25日。
夏本番のこの時期、困った存在なのが蚊です。
その蚊を"にくきもの"として平安時代の随筆に書いたのが清少納言です。
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて顔のほどに飛びありく。羽風さへ、その身のほどにあるこそ、いとにくけれ」
眠りたいと思って床に臥している時に、蚊が細い声でなきながら顔の当たりを飛び回っていること、羽風をしっかりと送ってくることがとても憎らしいということです。
そして、奈良時代の万葉集には、「蚊火(かび)」というのも出てきます。
わらなどで煙を起こして蚊を追い払うものですが、現在だと蚊取り線香ですかね。
というわけで、今日はこの「蚊取り線香」が渦巻き型になったきっかけはという問題です。
「蚊取り線香」渦巻き型のきっかけは?
青 -風車
赤 -ヘビ
緑 -前口上 長い
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ことば検定 答え
赤 -ヘビ
ことば検定 解説
きょうの解説
KINCHOで知られる大日本除虫菊の創業者によって開発
「大日本除虫菊」という会社の名前をご存知ですか?
「KINCHO」と言えばおわかりでしょう。
創業者の上山英一郎さんが開発されました。
最初の蚊取り線香は細長い形で、まさに線香のようでした。
この形の問題点は、燃焼時間が40分程度と短かったことと、あとは倒れて火災につながる恐れがあったことです。
蚊取り線香が渦巻き型になったきっかけ
そこに救世主のようにヒントを与えてくれたのが、上山さんの妻のゆきさんです。
ゆきさんは、ある日庭の蔵で蛇がとぐろを巻いているのを見つけたんだそうです。
渦巻き型にしたことで、燃焼時間が6時間燃え続けるようになり、朝まで効果が続くようになりました。
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