「チャルメラ」の語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう7月11日は、水戸黄門こと徳川光圀が生まれた日です。
また、この日は光圀が日本で初めて食べたとされるラーメンの記念日になっています。
光圀が中国の儒学者から作り方を教わって、自ら作って家臣にふる舞ったという逸話もあります。
ただ、最近では室町時代の資料にもラーメンのような記述が見つかって、江戸時代の光圀が日本で最初かどうかはちょっと分からなくなってきています。
ラーメンと言えば、屋台のチャルメラの音を思い浮かべます。
今日は「チャルメラ」の語源は次のうちどれかという問題です。
「チャルメラ」の語源は?
青 -自転車
赤 -葦
緑 -Eyeは鼻やっけ?
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ことば検定 答え
赤 -葦
ことば検定 解説
きょうの解説
「チャルメラ」の由来
喜多方ラーメンといえば、ちょっと太いちぢれ麺に醤油味のラーメンです。
喜多方ラーメンの発祥は、ひとりの中国帰りの青年がチャルメラを吹きながら、屋台のラーメンを売り歩いたことにあったそうです。
そして、その「チャルメラ」の由来はちょっとややこしいですが、名前の由来はポルトガル語の「チャラメーラー(charamela)」です。ただ、チャルメラと呼ばれる笛自体は、実は中国から伝わったもので、先が朝顔のように開いているのが特徴です。
葦を使った笛
一方、ポルトガル語の「チャラメーラー(charamela)」は、中国から伝わったものと見間違うことはなさそうなものですが、この名前を中国の笛につけてしまったのです。
ただ、この二つの笛には共通点もあって、どちらも祖先がある植物を使った笛だったんです。
それが葦です。
古代の葦笛は木管楽器の祖先と言われていて、ポルトガル語の「チャラメーラー(charamela)」の由来はラテン語の「カラムス(calamus)」で葦のことだったのです。
葦は英語で「リード(reed)」といいます。
クラリネットやオーボエっは今でも葦で出来た薄い板「リード」を使って音を出しています。
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