「出島」から伝わったのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう6月28日は「貿易記念日」です。
幕末に、江戸幕府が横浜 長崎 函館の港を開き、自由貿易を行うことを許可すると布告した日にちなんでいます。
横浜 長崎 函館の3港のうち、外国との貿易で一番歴史が長いのは長崎です。
南蛮貿易とか聞いたことありますよね。
長崎では、古くからヨーロッパの国と貿易をしていました。
最初はポルトガルと、次にオランダです。
その彼らが長崎で住んでいた島といえば「出島」です。
海を埋め立てて築いた人工島です。
「出島」から日本に入ってきたものは様々ですが、ラクダ・象・虎といった珍しい動物も運ばれて来ました。
初めて見るその姿に、日本人は大いに盛り上がったそうです。
そこで今日はそんな「出島」から伝わったのは、次のうちどれかという問題です。
「出島」から伝わったのは?
青 -ビリヤード
赤 -クリスマスツリー
緑 -門下生はモンスター
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -ビリヤード
ことば検定 解説
きょうの解説
「出島」が作られた理由
そもそも「出島」は、ポルトガル人を閉じ込めておくために作られました。
江戸幕府は当初、ポルトガルとの貿易に積極的で、彼らは日本人と隣り合うように暮らしていました。
ただ、キリスト教の布教に熱心だったポルトガル人の影響で、徐々に日本人の信者が増えていって、幕府が危機感を抱くようになったのです。
そこで「出島」にポルトガル人を閉じ込めてしまおうとしたのです。
ただ、それでもキリスト教の広がりを抑えることができず、遂にキリスト教は禁止され、ポルトガル人は「出島」から追い出されることになりました。
「出島」から伝わったビリヤード
次に「出島」に住んだのはオランダ人ですが、なぜポルトガルはだめでオランダが許可されたのかというと、オランダが日本ではキリスト教の布教はしないと約束したからです。
その代わり、「出島」の外に自由に出ることは許されませんでした。
そうなると、やはり退屈ということでオランダ人が気分転換に持ち込んだのが、部屋の中で楽しめるビリヤードだったと言われています。
前回の問題
今月のプレゼントと応募方法