飲食店で出される「お通し」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう5月8日は、「小鉢の日」です。
小鉢と関係のある言葉で「一汁三菜」があります。
和食の基本的なお膳の構成を指す言葉で、左にごはん、右に汁物、それに肉や魚の主菜、さらに小鉢などを用いた副菜2点で「一汁三菜」となります。
平安時代の絵巻物「病草紙」を見ても、「一汁三菜」メニューが描かれています。
もちろん「一汁三菜」以外でも、小鉢は様々な場面で出てきます
今日はその中の一つ、飲食店で出てくる「お通し」の名前の由来は何かという問題です。
飲食店で出される「お通し」の由来は?
青 -火を通す
赤 -注文を通す
緑 -あと一歩の伴侶
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ことば検定 答え
赤 -注文を通す
ことば検定 解説
きょうの解説
「お通し」が始まったのは
和食のお店で、最初に「お通し」が出てくるのが始まったのは、はっきりはわからないのですが、なんと昭和10年ごろに、すでに始まっていたようです。
「お通し」の良いところは、何か自分から注文する前に美味しいものが出てくると嬉しい気持ちになります。
一方、お店側にとっても試作中の料理を「お通し」として出して、評判を聞いたりするメリットがあるようです。
「お通し」の役割
他にも、「お通し」には重要な役割があります。
店員同士が、お客さんの情報を共有する役目です。
「お通し」が出てくる基本は、飲み物や料理を注文する後です。
「お通し」は、お客さんの注文を帳場に通したという意味があって、広辞苑にも書かれています。
ちなみに「お通し」は、関東で使われることが多い言葉で、関西では「突き出し」と言われることが多いです。
「突き出し」はお客さんの注文とは関係なく、最初に出すというところから来ているという説があります。
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