明治時代、「犬の呼び名」に使われた言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今日も犬がテーマです。
皆さんは、犬派? 猫派?どちらですか?。
犬派の代表格といえば、西郷隆盛です。
西郷隆盛が犬を連れて歩くようになったのは、きっかけがあります。
肥満のために、医師からダイエットを指示されていたのです。
そこで始めたのが、犬を連れてのうさぎ狩りや散歩です。
一時期は10匹以上も飼っていて、見た目の特徴から、クロやブチといった名前をつけて可愛がっていたそうです。
今日は、明治時代「犬の呼び名」に使われた言葉は何かという問題です
明治時代、「犬の呼び名」に使われた言葉は?
青 -カメ
赤 -ネコ
緑 -12月23日でもいい?
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ことば検定 答え
青 -カメ
ことば検定 解説
きょうの解説
犬を飼う文化が生まれた背景
明治の初め、日本の犬たちにとって大きな変化が起こりました。
それまでの犬は、今でいう地域猫のような位置づけで、決まった飼い主はいなくて、自由に街を歩き回っていました。
ところが、狂犬病が流行って、何とか抑え込まないと人間にも被害が出るといった事態になってしまいました。
そこで政府は、飼い主の名前をつけた名札をしなければ、野良犬として処分することを決めたのです。
こうして、各家庭で犬を飼う文化が生まれました
英語で犬に「こっち来い」という「Come here」
当時は、文明開化の頃ですから、洋犬を買うことがステータスだったようです。
英語で犬に「こっち来い」というと、「Come here」ですよね。
少しネイティブな発音で言うと、「カムヒアー」から「カメヤー」と聞こえなくもないです。
当時の人は、西洋人が犬を「Come here」と呼ぶのを聞いて、犬のことは「カメ」だと誤解してしまって、しばらくの間、犬は「カメ」と呼ばれていたそうです。
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