「一期一会」広めた人は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうも「茶道」についてお話していきます。
茶道には「茶掛」という非常に重要な道具があります。
茶室の床の間に飾られる「掛け軸」のことです。
禅宗の教えでは 禅語が書かれることが多く、亭主のもてなしの心を端的に表すものとして、とても大切だと考えられています。
例えば「日々是好日」。
"来る日も来る日も楽しく平和なよい日が続く"という意味ですが、良いことがあった日も、災難だった日も、毎日をありがたくいきましょうという意味合いが込められています。
次に「一期一会」。
有名な四字熟語ですが、実はこの言葉は茶道に由来します。
そこで、今日はこの「一期一会」という言葉を広めたのは誰かという問題です。
「一期一会」広めた人は?
青 -近藤勇
赤 -井伊直弼
緑 -最初だけ激安
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ことば検定 答え
赤 -井伊直弼
ことば検定 解説
きょうの解説
「一期一会」とは
「一期一会」とは、"一生に一度の出会い"といった意味で使います。
由来は、千利休のものとして伝えられる「一期に一度の会のように 亭主を敬い畏まるべし」という言葉です。
元は、茶道において "毎回の茶会を一生に一度の会だと思って、誠心誠意臨みましょう" という心得を教えた言葉とされています。
利休の教え「茶湯一会集」
こうした利休の教えを引用して書かれたのが「茶湯一会集」。
これを書いたのが井伊直弼です。
井伊直弼は、幕府の大老を務める傍ら、茶の湯も熱心に学んだことで知られています。
その集大成ともいえるのが、この「茶湯一会集」の執筆だったのです。
これは、その冒頭で "心を尽くして出会いを大切にしよう"との思いを込めて「一期一会」と記したとされています。
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