「小説」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう10月27日から読書週間(~11月9日)が始まります。
ところで、よく「読書の秋」といいますが、その由来はご存知ですか?
唐の時代の詩人 韓愈の詩の一節に「灯火ようやく 親しむべし」というのがあり、それに由来するといわれています。
唐の時代の詩人 韓愈の詩の一節に「灯火ようやく 親しむべし」というのがあり、それに由来するといわれています。
"涼しく夜の長い秋は、明かりを灯し 読書をするのに適している" という意味になります。
実は、この詩は夏目漱石が小説「三四郎」の中で引用しています。
それで、日本に「読書の秋」が広まったのではないか、つまりは「三四郎」がきっかけではないかという説もあります。
そんな読書にちなみ、「小説」という言葉の由来は何かという問題です。
「小説」の由来は?
青 -取るに足りない話
赤 -短い話
緑 -ステージ中止
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ことば検定 答え
青 -取るに足りない話
ことば検定 解説
きょうの解説
「小説」の英語「ノベル(novel)」
「小説」は、英語で言うと「ノベル(novel)」です。
その「novel」は、形容詞としても使い、意味が"奇抜な" "斬新な" "新奇な"という意味です。
「ノベル(novel)」は、イタリア語で "新奇なもの"を意味する「ノベッラ(novella)」が語源で、16世紀ごろから"話"の意味で使われるようになりました。
「小説」はもっと古くからある言葉
日本で最古の物語「竹取物語」です。
ところが、「小説」はもっと古くからある言葉で、その誕生は古代中国までさかのぼります。
ところが、「小説」はもっと古くからある言葉で、その誕生は古代中国までさかのぼります。
「小説」は、王様へ町の出来事や話題を報告するために、まとめられた文章のことを指しました。
その内容は、街で起こった事件や流行の他、中には信じるに値しないうわさ話などもあったそうです。
実は、この内容が「小説」の「小」が意味するところで、"取るに足らない 小さなこと"に関する説話という意味で、「小説」と名付けられました。
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