「絆創膏」なぜ「創」を使う?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう9月9日は、9(きゅう)9(きゅう)の語呂合わせで「救急の日」です。
皆さんは、家に救急箱を置いてますか?
家に薬を置く「置き薬」の文化は、実は江戸時代には既にあったようです。
富山の薬売りは、「先用後利(せんようこうり)」という画期的な方法で売りました。
「先用後利」とは、先に薬を預けて、使った分だけ代金をもらって、また新しい薬を補充する、つまり"用を先に利益は後に"という方法のことです。
このやり方が大ヒットして、江戸時代に置き薬文化が広まったようです。
そして、救急箱に不可欠なのが「絆創膏」ですよね。
でも、この「絆創膏」になぜ「創」という字が入ってるのでしょうか?
今日はそれが問題です。
今日はそれが問題です。
「絆創膏」なぜ「創」を使う?
青 -「傷」の意味
赤 -「治す」の意味
緑 -夜のドライブ
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ことば検定 答え
青 -「傷」の意味
ことば検定 解説
きょうの解説
「絆創膏」の「絆」という字
他に、「つな(ぐ)」という読みもあって、この字には「つなぎとめるもの」という意味があります。
まず「絆創膏」
の「絆」という字ですが、訓読みは「きずな」です。他に、「つな(ぐ)」という読みもあって、この字には「つなぎとめるもの」という意味があります。
「絆創膏」の「膏」という字
続いて、「膏」という字ですが、塗り薬でこの字を使ったもの「軟膏」を思い浮かべます。
「膏」には「あぶら」の読みがあって、あぶらの薬を「膏薬」と言い、「軟膏」は柔らかい膏薬のことです。
「膏」には「あぶら」の読みがあって、あぶらの薬を「膏薬」と言い、「軟膏」は柔らかい膏薬のことです。
そもそも、この「膏」だけでも「あぶら薬」の意味もあります。
「絆創膏」の「創」という字
つまり「絆創膏」は、"「創」と「膏薬」をつなぎとめるもの"という意味になります。
「創」には、「傷」の意味があります。
体中が傷だらけでボロボロの状態を「満身創痍」と言いますよね。
体中が傷だらけでボロボロの状態を「満身創痍」と言いますよね。
この「創」というのをつくり"りっとう"は刀を表していて、「創」はもともと刀によってできた傷を表していると言われています。
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