「グラビア」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今日から6月です。
そして、きょう6月1日は「写真の日」です。
そして、きょう6月1日は「写真の日」です。
日本人が初めて写真を作成したのは、幕末の1857年の薩摩藩主・島津斉彬(なりあきら)の写真です。
日本人が撮影した現存する最古のものとして、国の重要文化財にも指定されています。
日本人が撮影した現存する最古のものとして、国の重要文化財にも指定されています。
当初、これは6月1日に撮影されたとされ、それで「写真の日」が制定されました。
実は後に、それは誤り(実際は11月)だとわかったのですが、記念日はそのままというわけです。
そして写真といえば、「グラビア」と言う言葉がありますが、その言葉は何に由来するかという問題です。
「グラビア」の由来は?
青 -掘る
赤 -色が出る
緑 -ゴーヤの味噌汁
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ことば検定 答え
青 -掘る
ことば検定 解説
きょうの解説
「グラビア」とは、元々"印刷方法"の名前です。
グラビア印刷は、細かい濃淡が表現できて、写真の印刷に適しているんだそうです。
グラビア印刷
細かい濃淡が表現できて
写真の印刷に適している
写真の印刷に適している
1960年~70年代に女性タレントの写真ページを載せる雑誌が増えたときに、たくさん採用されて、それが後にグラビアページと呼ばれて定着したようです。(*現在はオフセット印刷が主流)
そして「グラビア」の語源は、古いゲルマン語の「gravan(グラバン)」で、この言葉の意味が今日の正解です。
この言葉から派生した言葉に、英語で「墓」の意味の「grave(グレイブ)」があります。
「gravan(グラバン)」は、「掘る」という意味です。
そして「掘る」という共通点から、フランス語で「版画」の意味の「gravure」となりました。
それが印刷方法にも使われるようになって、19世紀の終わりに英語に入ったようです。
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