「キセル乗車」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう5月31日は、WHO 世界保健機関が定めた「世界禁煙デー」です。
「たばこ」は、元々はポルトガル語です。
ただし、語源ははっきりしていません。
ただし、語源ははっきりしていません。
日本へは16世紀に伝わったとされ、江戸時代にはキセルで吸っていたようです。
「たばこ」や「キセル」に由来する言葉はたくさんありますが、今日は「キセル乗車」とは何に由来する言葉かという問題です。
「キセル乗車」の由来は?
青 -煙に巻く
赤 -キセルの作り
緑 -急成長の貿易会社
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ことば検定 答え
赤 -キセルの作り
ことば検定 解説
きょうの解説
「雁首(がんくび)を揃える」という表現を聞いたことがありますか?
「雁首」とは、キセルの先の火皿のある部分のことです。
元々は、形が(鳥の)雁の首に似ていることからその名前がついたとされています。
その後、人の首や頭を指すようになって、 "人が出揃うこと"を雁首を「雁首を揃える」というようになりました。
そして「キセル乗車」とは「不正乗車」のことですが、代表的な手口がA駅からZ駅まで行くのに、AからB駅、YからZ駅の切符だけ買って、途中の運賃をごまかそうとするものです。
「キセル」を見てみると、 一般的なのは 吸い口と雁首が金属で、その真ん中の部分は竹など金属以外のもので出来た作りになってるものが多いです。
両端だけが金属(吸い口と雁首)、つまり「金」なのです。
というわけで、この「キセルの作り」から、不正乗車を「キセル乗り」と呼び、略して「キセル」と呼ぶようになりました。
というわけで、この「キセルの作り」から、不正乗車を「キセル乗り」と呼び、略して「キセル」と呼ぶようになりました。
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