旅で使われた「江戸時代の財布」の形は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今日は、江戸時代の旅のお話をします。
当時、江戸の人々に最も人気のあった旅先は「伊勢神宮」でした。
18世紀の初め、わずか50日間ほどで、なんと362万人もの人が訪れたという文献が残っています。
ただし、当時の人口は全体でも3000万人くらいと言われていますから、ちょっと多すぎて盛っている気もします。
当時は、今と違って単なる観光旅行は許されていませんから、「参拝」という名目の憧れの旅でした。
そこで今日は、そうした旅で使われた江戸時代の財布で、実際にあった形はどれかという問題です。
きょうの問題
旅で使われた「江戸時代の財布」の形は?
青 -印籠型
赤 -刀型
緑 -妻の返信がそっけない
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きょうの答え
赤 -刀型
【本日の 緑 のボケは?】
「江戸時代の財布」ではなく「絵文字ないのワイフ(妻)」というボケでした
きょうの解説
【旅で使われた「江戸時代の財布」の形は?】
江戸時代 人気だった「お伊勢参り」
「伊勢参り」に、例えば江戸から行く場合、江戸から伊勢神宮まで大体500キロあります。
歩き続けて向かったわけですが、当時の人は1日に30~40㎞歩き続けたようです。
それでも、ただ行って帰ってくるだけで1ヶ月はかかります。
盗難を防ぐために使われた刀型の財布
そうした道中で、心配なことといったら盗難です。
そんな盗難を防ぐために使われたのが、刀型の財布です。
刀の刃の部分がずれて、中にお金が入れられるようになっていました。
さらには、刀の鍔の形をした財布もありました。
これらは、「銭刀」と呼ばれるもので、江戸時代の旅人はこうした財布で長旅の間、盗難を防いでいたようです。
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