「大納言小豆」名前の由来で有力なのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今週は「あんぱん」の話をしています。
「あんぱん」の中身を見分ける方法をご存知ですか?
一般的には、黒ゴマがのっているのが「つぶあん」で、けしの実がのっているのが「こしあん」だそうです。
そして、あんことパンといえば、名古屋の名物とも言えるものが「小倉トースト」です。
その「小倉あん」ですが、原則として小豆の中でも高級な「大納言小豆」を蜜で煮て、こしあんと合わせたものです。
その「小倉あん」ですが、原則として小豆の中でも高級な「大納言小豆」を蜜で煮て、こしあんと合わせたものです。
そこで、今日は「大納言小豆」の名前の由来で有力なものはどれかという問題です。
きょうの問題
「大納言小豆」名前の由来で有力なのは?
青 -皮が破れにくい
赤 -色つやが良い
緑 -道路わきに事故の証拠
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -皮が破れにくい
【本日の 緑 のボケは?】
「大納言小豆」ではなく「タイヤ痕あ土(つち)」というボケでした
きょうの解説
【「大納言小豆」名前の由来で有力なのは?】
「大納言」と「小倉」
「大納言」とは、飛鳥時代の後半から律令制のもと置かれた朝廷の役職です。
「小倉あん」の「小倉」は小倉百人一首の「小倉」と同じで地名のことです。
京都の小倉山ってご存知ないですか。
「大納言」の由来
「大納言小豆」は平安時代に、空海が中国から持ち帰ったものがルーツだと言われ、その小豆を使って、小倉の里の菓子職人が作ったのが「小倉あん」の始まりだとされています。
小豆を煮る際、皮が破れること"腹切れ"というそうですが、「大納言小豆」は粒が大きくて腹切れしにくい特徴がありました。
この特徴から、「大納言」と名付けられたとする説が有力です。
「大納言」は朝廷の役職でしたが、つまり公家が就く役職です。
武家と違って、公家は切腹はしません。
皮が破れにくいから腹切れしにくい小豆だから「大納言小豆」となったようですね。
皮が破れにくいから腹切れしにくい小豆だから「大納言小豆」となったようですね。
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