「桃の節句」なぜ桃?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは3月2日、明日は「ひなまつり」です。
ひなまつりは「桃の節句」とも言いますが、「上巳の節句」とも言います。
古代中国では、3月上旬の巳の日に水辺で身を清める習慣があったそうです。
「3月上旬の巳の日」で「上巳」になります。
これが、後に3月3日に定められて、日本に伝わったようです。
そして、日本古来の風習と結びついて、現在の「ひなまつり」となったみたいです。
「桃の節句」というのは、旧暦の3月が桃の花が咲く季節だということと、もう一つ理由があるようです。
「桃の節句」はなぜ桃なのか、今日はそれが問題です。
きょうの問題
「桃の節句」なぜ桃?
青 -魔除けの力
赤 -高級品
緑 -仲間がドン引き
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -魔除けの力
【本日の 緑 のボケは?】
「桃の節句」ではなく「友の絶句」というボケでした
きょうの解説
【「桃の節句」なぜ桃?】
古代の桃は食べられなかった
「桃」の絵を描いてもらうと、昔話の「桃太郎」に登場するような、先がとがった桃を描く人は少なくないです。
それは、現在の桃は品種改良されていて、古代の桃は、もっと小さくて尖っていたようです。
それは、現在の桃は品種改良されていて、古代の桃は、もっと小さくて尖っていたようです。
それは、とても酸っぱくて、そのままではとても食べられたものではなかったようです。
古代中国の桃 に「魔除けの力」
しかし、古代中国では「桃」は神や仙人に力を与える仙木(せんぼく)で、その実は病魔を寄せ付けず、不老長寿もたらすとされてきたようです。
古代中国の桃
神や仙人に力を与える仙木
病魔を寄せ付けず、不老長寿もたらす
病魔を寄せ付けず、不老長寿もたらす
古くから「桃」の枝や花にも「魔除けの力」があるというふうに考えられていたようです。
というわけで、「上巳の節句」の厄払いにも使われたんではないかというふうに考えられています。
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