平安時代の医学書「医心方」 柿の効能は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きのうは「柿渋」の利用法についてお話しました。
柿はもちろん食べ物としても古来、重宝されてきました。
柿が赤くなれば 医者が青くなる |
これは、柿が赤くなる秋は、天候が良くて、病気になる人が少ないという本来、秋の快適な気候を表した言葉なんです。
最近では、柿の栄養価の高さを表しているとも言われるようになりました。
柿は、ビタミンCやカリウムなどが豊富で、中くらいの柿1個で、1日に推奨されるビタミンCの摂取量を取れてしまうほどです。
平安時代にまとめられた現存する最古の医学書「医心方」にも、柿の効能が載っています。
では、そこにある柿の効能とは何でしょうか?
きょうの問題
平安時代の医学書「医心方」 柿の効能は?
青 -目が良くなる
赤 -二日酔いに効く
緑 -クライマックスシリーズ
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -二日酔いに効く
【本日の 緑 のボケは?】
「柿の効能」ではなく「秋の攻防」というボケでした
きょうの解説
【平安時代の医学書 柿の効能は?】
柿は、漢方の生薬としても知られています。
柿のほとんどすべての部分が生薬になります。
柿渋はもちろん、柿のへたも漢方では薬になりますし、葉は昔からお茶として飲まれてきました。
そして、奈良県にあるサバの押し寿司をかきの葉で包んだ柿の葉寿司。
まさに、柿は捨てるところがないのです。
もっとも、渋柿の効能は今も全て解明されたわけではなくて、様々な研究が今も進められているんだそうです。
現存する最古の医学書「医心方」の効能も、決して科学的に証明されたものではないのです。
この平安時代の医学書には「柿は酒の毒を解く」、つまり悪酔いや二日酔いを防ぐと書かれているのです
ということで、正解は「二日酔いに効く」でした。
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