地震の規模を示す「マグニチュード」の由来は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
今日7月1日は、平成25年に国交省が南海トラフ巨大地震と首都直下地震の対策本部を設置した日です。
南海トラフでは、マグニチュード8以上の地震が発生する確率が今後30年以内で70~80%。
マグニチュード7程度の首都直下地震も、70%程度の確率で発生するとされています。
マグニチュード7程度の首都直下地震も、70%程度の確率で発生するとされています。
ところで、「マグニチュード」とは何のことなんでしょうかね。
これは、地震が発するエネルギーを数値化したもので、地震の規模を示す物差しです。
そこで今日は、その「マグニチュード」とは何に由来する言葉かという問題です。
今日の問題
地震の規模を示す「マグニチュード」の由来は?
青 -大砲の大きさ
赤 -星の明るさ
緑 -9人でハンバーガー何個?
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「ことば検定プラス」答え
赤 -星の明るさ
【本日の 緑 のボケは?】
「マグニチュード」ではなく「マックNiziUと(マックニジュウと)」というボケでした
林修の解説
【地震の規模を示す「マグニチュード」の由来は?】
地震エネルギーを数値化した言葉
地震が発するエネルギーを数値化することを考え、「マグニチュード」と名付けたのは、アメリカの地震学者リヒターです。
彼が初めて「マグニチュード」を発表したのは1935年。
以来、様々な改良が加えられ、現在に至ります。
以来、様々な改良が加えられ、現在に至ります。
英語で「マグニチュード」は"magnitude"と綴りますが、実はこれ、既に別の分野で使われていた用語でした。
子どもの頃、白鳥座のデネブは一等星などと習いませんでしたか。
日本語では星の明るさを表す等級のこと
日本語で、星の明るさを表す等級を、英語では「マグニチュード」というんです。
もちろん、リヒターがそれを知らなかったわけではありません。
むしろ彼は天文学に興味があったことから、新しい概念の言葉に「マグニチュード」を採用しようと考えたようです。
ということで、正解は「星の明るさ」です。
「マグニチュード」の語源はラテン語で、"大きさ"という意味の「マグニトゥードー」です。
それが英語に"偉大さ"を表す言葉として入ってきて、17世紀頃から星に使われたようです。
それが英語に"偉大さ"を表す言葉として入ってきて、17世紀頃から星に使われたようです。
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