「一石二鳥」の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
3月30日は、平成26(2014)年に、茨城県笠間市の「石の百年間」がオープンした日です。
笠間市の稲田石は日本を代表する花崗岩の1つ。
江戸時代から石材とされ、現在の日本橋や国会議事堂などにも使われています。
江戸時代から石材とされ、現在の日本橋や国会議事堂などにも使われています。
稲田石は、際立った白さから白い貴婦人と呼ばれているそうです。
そして、石を使った言葉に、「一石二鳥」があります。
しかし、実はこれはもともと日本で生まれた言葉ではないのです。
そこで今日は、この言葉は何に由来するかという問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
「一石二鳥」の由来は?
【選択枝】
■ 中国の故事
■ 英語の慣用句
■ これあんたが書いたじゃろ
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 英語の慣用句
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【今日の■のボケは?】
「一石二鳥(いっせきにちょう)」ではなく、「筆跡似ちょう(ひっせきにちょう)」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【「一石二鳥」の由来は?】
「一石二鳥」は英語の慣用句
「一石二鳥」の元となる言葉が、日本に入ってきたのは幕末の頃、広まったのは明治以降だとされています。
さらに、このような四字熟語の形になったのは大正以降だそうですから、比較的新しい言葉なのです。
そして元となる言葉は、17世紀頃には使われていたようです。
その元となった言葉というのがこちらで、英語なんです。。
kill two birds with one stone |
"一個の石で二羽の鳥を殺す"ですから、そのまま訳したものです。
英語に由来することわざは多い
実は、私達が普段使っていることわざに、英語に由来するものは案外多いです。
例えば・・・。
例えば・・・。
時は金なり Time is money |
これは、ベンジャミン・フランクリンの言葉です。
また・・・
終わりよければ全てよし All's Well That Ends Well |
これは、シェイクスピアの戯曲のタイトルが元となっています。
他にもありますから、探してみるのも面白いかもしれないですね。
そして、英語でこの言葉「kill two birds with one stone」が使われた今も残る最も古い文献は、1656年イギリスの哲学者トマス・ホッブズの著書だとされています。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 気象庁の2021年度の一般会計予算、20年前に比べると?
「みんなのエンタメ検定」
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