新聞の型の1つ、「タブロイド」の由来は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
2月25日は、昭和44(1969)年に、関東・近畿を中心に売られている「夕刊フジ」が創刊された日です。
キャッチコピーは、「オレンジ色のニクいやつ」
創刊号の一面を飾ったのは、当時、参議院議員の石原慎太郎さんでした。
帰宅途中のサラリーマンをターゲットに、駅の売店で売られました。
創刊号の一面を飾ったのは、当時、参議院議員の石原慎太郎さんでした。
帰宅途中のサラリーマンをターゲットに、駅の売店で売られました。
通常の新聞よりも、読み物の要素が強く、日本で初めて通常の半ページ分の大きさのタブロイド版として売られました。
電車の中で読みやすいように、小型にしたのです。
そこで今日は、「タブロイド」とは何に由来する言葉か?という問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
新聞の型の1つ、「タブロイド」の由来は?
【選択枝】
■ 大衆
■ 薬
■ 主婦たちのおしゃべり
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 薬
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【今日の■のボケは?】
「タブロイド」ではなく、井戸端会議のことで「たむろ井戸」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【新聞の型の1つ、「タブロイド」の由来は?】
タブロイドはラテン語の"平ら"イメージ
「タブロイド」は、英語で「tabloid」と綴ります。
これは、「tabl/oid」で切れる言葉で、後の「oid」は"~状のもの"という意味です。
一方、この前半部分の「tabl」の語源は、ラテン語で、"文字を刻む石板"を意味する(tabula)です。
この言葉には、"平ら"というイメージがあって、例えば、ケーブルの語源でもあります。
テーブルは平らですよね。
「タブロイド」は元々は錠剤の商品名
そして実は、タブロイドは19世紀後半に売り出された、ある平らなものの商品名として作られた言葉なんです。
その商品とは、粉薬を固めて平らにした錠剤でした。
この錠剤が、イギリスで広く普及したことから、タブロイドは錠剤のような小型のものに使われるようになり、小型の新聞も「タブロイド」と呼ばれるようになったのです。
そしてイギリスでは、タブロイド紙に娯楽性の強いものが多いため、"大衆紙"のことを指すようになりましたが、言葉の由来に「大衆」は関係ありません。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 広辞苑に記載されている甘酒の別名は次のうちどれ?
「ニュース検定」
□ 究極のエコカー"MIRAI"販売しているのは?